キス、された ページ25
拓「それ、強引に?向こうが?」
「…ん、腕引っ張られてよろけて、支えてくれて、なにと思って顔上げたら…、」
拓「また、一緒に帰ってきてたん?」
「…うん」
怒鳴るとかはなくて、冷静に言葉を掛けられて、正直戸惑った。
第一声、絶対怒られると思ってたから。
拓「だから言ったのに、絶対好きやって」
「ごめん、ごめんなさい」
めんどくさいなぁなんて思ってそうな低い声がもう怖くて
拒絶するならするで、バッサリ言ってほしい。
こっちが感じ取るの、本当に辛い。
拓「されて、ちょっとでも揺らいだりしたん?」
「してない、!ほんとに、それは、だってたくのこと…」
好き、なんて、言われても迷惑だろうか。
さっきまで違うやつにキスされてたやつが、好きなんて言ったって。
段々マイナス思考になっていって、その先の言葉が言えないでいるとたくが私をぎゅっと抱きしめる。
「っ、たく…、」
離れようとするけれど強い男の人の力に適うわけなくて更に強く抱きしめられる。
たくの香りが優しくて、ちょっと泣きそうになった。
拓「別にそれはAちゃん悪ないやん、向こうの問題やろ」
「でも、たくに散々言われてたのに、全然そんな事ないって思ってて、」
拓「まあそうやろなとは思ってたけど」
「ごめん、なさい」
拓「別れますとか言うなよ」
「それ言うなら私からじゃなくて、たくからでしょ」
拓「俺から離したりはせえへんよ」
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らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時