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あの時の話 ページ18

「最初、俺の事どー思ってたん?」



「えっ、!?」




台所に立つスラリとした姿にソファに寄りかかりながら声をかけてみると

急にどうしたのって驚きながら肩より少し長い髪を耳にかけた。


現れた横顔はほんのり赤い。




ちょっと、恥ずかしいのかな。


そんな姿も、愛おしい。




「初めて会った時は、ちょっと怖いなって思ってたよ」



「え、怖かった!?」



「なんか、オーラみたいなのが、洋服も真っ黒だったし」



「なんやそれ(笑)」



「ちょっとだけだよ(笑)話したら全然そんなことなかったし、犬飼ってたから、いい人だろうなって」



「犬飼ってたらいい人なん」



「イメージ(笑)」



「ぶっちゃけ、いつから好きだったん、俺の事」




ちょっと真面目な事聞いてみると


具材を切っていた手を止めてチラリとこっちを見た。




「なに(笑)」



「それ、絶対聞かれると思った」



「聞きたいやん。…で?」



「そんなの、わかんないよ、」



「気付いたら?」



「…気付いたら」



「好きになってたの?」



「…うん」



「嬉しい事言ってくれるなぁ(笑)」



「今のは言わせたじゃん!」




勢いよく振り向いた時に見えた顔はさっきより赤い。




かわいいなぁ。

あの時の話→←嫉妬 × 嫉妬



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らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時

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