嫉妬 × 嫉妬 ページ16
なんだよ、そんな帰りたいのかよ。
俺の事好きじゃねぇのかよ。
あきらのこと好きなのかよ。
勝手にイライラしてここからいなくなろうとしているAちゃんに向かって強い口調で話してると
自分しか見えないようにしてやりたいって
自分のモノにしたいって、強い独占欲。
強く腕を引っ張って雑にソファに投げて上から見つめると
少し潤んだ瞳で俺を見つめる。
かわいい。
もっと俺でいっぱいになって。
他の奴なんて見えないくらい。
もっと乱れて、俺を欲しがって。
自分だけのモノにしたい。
そんな最低な欲を形に残したくて
ひたすら首元に噛みついて俺のってシルシを付けた。
もっともっと、って体は求めて
服に手を入れた。
「ね、たく、」
何度も何度も名前を呼んでくれる。
かわいい。
もっと。もっと。
必死でAちゃんを求めると
「…ぅ、やだ、たく、…っ」
頭の上から聞こえてくる鼻をすする音といつもと違うAちゃんの声で
ハッと我に返った。
顔を上げるとAちゃんの顔は涙で濡れていて
拓「…Aちゃ、」
「…っ、ぅ…」
拓「ごめ、Aちゃん、俺、」
頭の上で固定していた腕を外すとAちゃんの両手首に赤い痕が付いていて一気に罪悪感に駆られた。
拓「ごめん」
そう言うしか、できない。
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らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時