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39.1℃ ページ2
⚫翔太
『39.1℃』
「先生…くるしい…」
39.1℃なんて、俺には本当に未知の領域で。
「翔太、苦しいと思うけどやっぱり1度病院に行こう。症状は一度おさまったとしても、熱中症は怖いから。下手に長引かせたりすると後遺症とかの可能性もあって、危ない。」
「はい……」
うつ伏せで縮こまるようにして目を閉じた。
「苦しいな…動けそう？無理？」
「むり…ケホッ」
高熱のせいか息苦しくて、ほんとに微かな声しか出なかった。
「ごめんな、翔太…身体起こすよ？」
自分の力じゃどうにもならなくて、頼るしかなかった。
しかし、急に身体を動かしたのが悪かったのだろうか。
「……っ」
突然吐き気を催して、トイレに向かおうとしたが脚がおぼつかない。
先生に運ばれるようにしてトイレに着いたが、吐いた後は本当に力尽きてしまい、全く記憶がない。
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kinatan - 更新頑張ってください！楽しみにしてます♪ (2017年7月16日 20時) (
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作者名：美咲 | 作成日時：2017年5月24日 11時
