最年少 . 【 3 】

違和感 (？) ページ33

…



事務所からの帰り道。



今日はみんな撮影が終わるタイミングがバラバラなので1人で帰ってまーす




陣さんに待っててとか言われたけどテスト勉強もしないとだしね、帰ってきました()




でも、1人で夜道を歩くのは普通に怖いわけで笑





イヤホンで音楽を聴きながら。






信号待ちの間、後ろに人の気配が




それとなーく振り返っても誰もいない。




(まぁ、気のせいか)




その後もちょくちょく人の気配がするな〜、なんて思いながら寮に到着。






…






別の日も1人で事務所から帰っていると




背後から感じる人の気配。




疲れてんのかな最近、？笑




別の日も、そのまた別の日も、人の気配が。





振り返っても特にそれらしき人はいない





ほんとになんなんだろ笑






まぁ、いっか！！




大丈夫だら(でしょ)！







…




その数日後も1人で帰宅。





いつもどうりイヤホンで音楽を聴きながら歩いていると




『っえ？！』




いきなり誰かに腕を引かれる



誰だ？と思って顔を見上げると







『誰、？』



全然知らない男が





え、これまずいやつじゃん




やばいやつじゃん






『っ、離して！！』




そう言っても無駄。




男の人の力にかなう訳もなく



呆気なく路地裏へと引きずられる





『…離せっ！』




腕を何とかして振りほどこうとしても無駄で




すると1台の黒い車が




これ、誘拐されるやつ、、？






なんて思っていると




見慣れた横顔が





『健太さっんっ！』




とやましょーさん。





男に口を塞がれ引きずられる




健「…え？！A」




彰「…ｯﾁ」





気づいてくれたのか走って来てくれる2人




そして男を引き剥がし手足を拘束


彰「警察に通報しといた」



健「ありがと、やましょ」



健「A大丈夫？」





安心感からか、涙が溢れだしてくる





『っ、怖かっ、た』




そう言えば抱きしめて背中をさすってくれる健太さん






健「もーう大丈夫！」

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