【APH】拙者の中編か短編かよくわからない夢小説でござる

【加】『立場の逆転』#1《ほの甘》 ページ12

マシューとは付き合っている。

つまり恋人関係にある。

前々から気になっていたので嬉しいのだけど…
そこからの進歩がまったく無い。

今は一応デート中…たぶん。

二人で話しながら歩いている。

しかし友人関係であった頃となんら変わりはない。

手とか繋ぎたいのになぁ。

そうだ、思い切って自分から繋ごう。

タイミングを見計らい、マシューの手をつかむことに成功した。

これで少しは恋人らしくなったよね、と思いながらマシューの顔を覗いた。

マ「…//////」

真っ赤だった。

意地悪だけどからかってみよう。

貴「手繋ぐだけで照れるかな、普通」

マ「…////」

顔を赤くしたまま目を逸らした。

なんだこの可愛い反応は…。

立場が逆ではないかという疑問が生じるが、これはこれで良い。

貴「手繋ぐの嫌？」

マ「嫌じゃないけど…/////でも///」

『でも』の先はなんとなく察することができる。

結構奥手なんだなぁ可愛いなぁと思っていたらマシューの方から予期せぬ言葉を聞いた。

よほど恥ずかしかったのか、マシューがこう提案したのである。

マ「と、とりあえず僕の家来る…？//」

現状からは逃げられても、その先で何があるか分かったものではない。

その提案がマシューにとって吉と出るか凶と出るか。

【加】『立場の逆転』#2《ほの甘》→←【普】『風邪』#2《ほのぼの》

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