同居人は有名人 6≪ﾆ/ﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ≫ 完結 (ページ33)

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ヤキモチと同居人4 ページ33

『か、かず…』

おろおろしていると、和が顔をあげた。

ニ『携帯出して。』

『え？？』

ニ『携帯。』

なんだかわからないけど、とりあえず携帯を出した。

ニ『そんで1992*4♯♯111って打って。あ、そのまま、日本語で！』

言われるままに携帯を操作する。

…え？？

ニ『あー、機種違うから♯じゃだめか。』

そんな声が横から聞こえたけど。
これは…

『和！！！！』

ニ『意味わかった？？』

『うん。』

そう答えたら、和がチュッとキスをしてきた。

ニ『じゃ、帰りましょうか。』

笑ってそう言われたけど。
まだ本題が残ってる。

首を横に振ると、和が私の腕をぐっと引いてベンチから立たせた。
勢いがありすぎてそのまま和の胸の中に倒れこんでしまった。
慌てて離れようとしたらそのみ抱きしめられて耳元でため息をつかれる。

『ちょ、くすぐったいよ…』

もぞもぞと動いていると、

.

.

ニ『ヤキモチ焼いてんのがそっちだけだと思うなよ？』

.

.

耳元でぼそりと低い声。

『え…！？？』

あわてて顔をあげたら、和の唇がカーブを描いた。
そのまま顔が近づいてきて深く口づけられる。

『ん…んう…』

私の足から力が抜けそうになったところでキスが終わって。

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.

ニ『やきもちなんて焼けなくなるくらい俺の事教えてあげるから、帰りましょう？』

.

.

『…え、あ、え』

和がいたずらっ子みたいに笑って私の手を引いて歩き出した。