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〃〃 ページ11

皓(つぐ)っていう字は「白く光りかがやく」って意味で!
敦(つる)っていう字は「心がこもってていねい」って意味なんだよ!
素晴らしい名前だろうが!!」
顔中を真っ赤にして、その人(清川さん)はそう言った。
「自賛シ過ギダマヌケ。貴様ノ名前ナンゾヨリ、私ノ名前ノ方ガ何倍モ素晴ラシイワ。」
「君の方が自賛の程度激しいけど…」
二人の間に割り込まない程の小声で、僕はそう言った。
「はぁーん!?そんなに言うなら、お前の名前は何なんだよクソ鴉!!」

クソ鴉ゥ!?
晧敦とかいう変な名前の奴の言葉で、我を忘れるくらい怒り狂いそうになったが、ギリッギリ、
本当に喉元までってくらいギリギリ、それに動じなかった。
「ソンナニ知リタイナラ教エテヤロウ。
我ガ名ハ毘和。鬼殺隊ノ上級カスガイ鴉ニシテ―」
「はぁ!?毘和!?最っ悪の愚名だなお前!」
それと、かすがい鴉に上級も下級もないわ!!」
ムカッ
「愚名!?今、我ガ誇リ高キ名ヲ愚名ト言ッタカ貴様!!
毘和ノ
毘(び)ハ「そばについて助ける」トイウ意味、
毘和ノ
和(わ)ハ「なごやか」トイウ意味ナンダゾ!我ガ名ニ最適デアロウガ!!」
「どこがだよ!!
お前、全然そはで助けれくれなさそうだし!」
「うん。」
「失礼で全っ然なごやかじゃねぇよ!」
「うん、同感。」
ムカッ
「無一郎!貴様イチイチ同感スルナ!!」
「まぁまぁまぁまぁ。一旦落ち着きましょうよ、お二方。
鶴、あまり無礼なことを言わないでよ。せっかく応援に来てくれたんだから。」
その人(蒐葡さん)のその言葉で、
「チッ…仕方ねぇな」
と、舌打ちをしながらも、仲間の忠告に従うその人(清川さん)。
「マッタク…無一郎ニ負ケヌクライ失礼ナ奴ダナ。」
「君はその“倍”失礼だから。
初対面の相手に「変ナ名前」とか言う人、多分君以外にいないと思う。
ちゃんと謝って。」
僕がそう言うと、鴉はそっぽ向いた。
「フンッ。
貴様ノ方ガ私の“倍”失礼ダ。
イツマデ経ッテモ人ノ名ヲ覚エナイ。
我ガ毘和トイウ名スラ今ダニ覚エテイナイダロウ。」
「え、毘和……?
丸雉じゃなかったっけ?」
「……ハ?」
僕のその言葉を聞いた直後、鴉から淀んだ空気が流れてきた。
「貴様ァ!!ソレハ私ノ名デハナイ!!貴様ノ師範ノカスガイ鴉ノ名前ダロウガ!!」
「あぁ、そっか。」
「「あぁ、そっか。」ジャナイッ!
アンナ逃レ者ト私ノ名前ヲ間違エルナド、天地ガヒックリ返ッテモオ前以外ノ誰モヤランコトダ!
ドウイウ記憶力ヲシテイレバソウナル!?
モウ確定ダ!オ前ノ死罪ハ確定ダ!
首吊リニシテヤル!ソレカ火炙リデモイイゾ?!」

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設定タグ:継子 , 時透無一郎   
作品ジャンル:泣ける話
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作者名:悲羽理 Hibari | 作成日時:2020年6月28日 5時

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