ただいま ページ45
センラside
加奈ちゃんと2人して本のぎっしり詰まったダンボールを一人一つ抱えようとしている。
船「待って、重いやろ。手伝う……」
言い切る前に軽々と持ち上げてしまう2人。
船「え……？」
加「私もAも部活の楽器運搬でこういう仕事は慣れてるんです。」
華奢な体型からは想像もできないパワーであっという間に積み込みが終わる。
玄関の鍵を閉めて「さよなら」というAちゃんの顔はどこか清々しかった。
船「よし、帰ろか。」
「はい。」
帰りの車は行きと違い、何となく開放感があって、穏やかに時間が過ぎた。
「「「ただいま〜」」」
浦「お！帰ってきた！」
「「「お帰り〜」」」
島「二人とも重いやろ。持ったるで」
半ば強引に加奈ちゃんとAちゃんからダンボールを奪う志麻坂。
「「………え、重っ」」
船「ほんならその荷物Aちゃんの部屋に入れてあげてください。」
志麻坂「「はいよ」」
玄関からそんなに距離もないのに汗をめっちゃかいてる2人。Aちゃんも加奈ちゃんも全然汗かいてなかったぞ……。まあ、人のこと言われへんのやけどな。だって僕も服のダンボール運んでるだけでおかしいぐらい汗かいてるもん。
「「「ふ〜。疲れた………」」」
「「ありがとうございます！」」
坂「さて、ほんならぱぱっと荷解きしてまおか」
「そうですね」
浦「この部屋、そんなに収納とかないけど大丈夫か？」
「クローゼットと机と本棚さえあればいいんですけど…」
船「クローゼットはそこにあるし、机も置いてるし、本棚はセンラが使ってないのんあるからそれでええ？」
「もちろんです。ありがとうございます。」
船「あー、でも本棚あっちの部屋やわ。結構重いしなあ……」
「加奈ちゃん、行きましょう」
加「うん。」
「部屋まで連れていってもらっていいですか？」
船「ええけど……」
さすがに本棚は………
「大きいんですね！たくさん入れれますね！」
島「かなりでかいな…。よしセンラ、運ぶで」
船「行きますか！」
やっぱりね、ここはかっこいいとこ見せんと……
「「せーのっ！」」
……あかん。無理や。
船「どないしよ…」
加「ちょっといいですか？A、行くよ！」
「「せーのっ！」」
「あ、意外といけますね。そのまま行こっか？」
加「うん。」
まじか……
3人の方を見てもみんな目を丸くして驚いていた。
そらびっくりするわ……
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シロマリ(プロフ) - ハチミツさん» ありがとうございます！ハチミツさんの作品楽しく読ませて頂いているのでとても嬉しいです！頑張ります！ (2019年3月25日 23時) (
レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - コメント失礼します！とても面白い小説なので、更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2019年3月25日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - 月雨さん» 訂正ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月24日 19時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
月雨(プロフ) - おこずかい× おこづかい○ですよ！更新頑張ってください！ (2019年3月24日 19時) (レス) id: 13ee1e808b (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - まりあ 裏千家さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロマリ | 作成日時：2018年12月9日 21時
