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卵焼き ページ35

センラside

台所からはいい匂いが漂い、いよいよお腹が空いてきた。
しばらくして、Aちゃんがお皿を運ぼうとしてたから声をかけた。

「Aちゃん、運ぶだけなんやったら手伝いますよ?」

「え、ありがとうございます。じゃあ、これとこれを。」

そう言って手渡されたのは小松菜のおひたしとレンコンとつくねの煮物。

「こんだけの時間でこんな美味しそうなもん作ったん?」

「美味しくは、ないかもですけど。もうすぐでご飯炊けるのでもうちょっと待っててください。」

とは言うけど絶対美味しい。間違いない。

運び終えると次は美味しそうに焼かれた秋刀魚が一人分ずつお皿に盛られていた。

だんだんと味噌汁、ご飯、お茶などが出てくる。

「ご飯出来ましたよ。」

「「「「「はーい」」」」」

全員が素早く席に着く。

Aちゃんが最後に持ってきたのは卵焼き。

「白いお皿にあるのがだし巻き風で、黒いお皿の方が甘めの味付けです」

島「2種類も作ってくれたん?」

「卵焼きって好みが別れるので…皆さんが平等に食べれるようにと思って…」

船「やばい。僕の彼女天使。神。素晴らしすぎる」

浦「ほら、早く食わねーと冷めるぞ」

船「そうですね。」

「「「「「「いただきます!」」」」」」

元気よく言ってまだ湯気が立ち上っている卵焼きに箸を伸ばす。

ぱくっ

噛んだ瞬間口に広がる出汁の香り、柔らかくてそれでも崩れない具合の焼き加減。

「…最高。」

「そうですか!?良かったです。」

パァっと顔を明るくして喜ぶAちゃんが可愛い。

浦「うま…」

島「こんな美味しいの初めて…」

坂「え、めっちゃ美味い!無限に食べれる」

加「うん。美味しい。いつもより味付け薄い?」

「流石加奈ちゃん。いつもはお弁当にするから冷めちゃうんです。だから味付けも濃いめにするんですけど今日は温かいまま食べるので」

船「ん?いつも?」

加「あ、Aは毎日自分でお弁当作るんです。でも残すから私が食べるんですよ。コレが絶品で…」

「無駄にハードル上げないでください。ごく一般的な家庭料理だから…」

坂「いやいや、こんなん一般と言うよりマジで店出せるで?!」

もちろん卵焼き以外にも沢山作ってくれていたから全部食べた。煮物も味噌汁もおひたしも絶品やった。

「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」

島「彼女の手料理はどうでしたか?」

船「いやあ、愛を感じましたねえ。」

浦島坂「「「非リアへの当てつけ…」」」

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設定タグ:センラ , 浦島坂田船 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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シロマリ(プロフ) - ハチミツさん» ありがとうございます!ハチミツさんの作品楽しく読ませて頂いているのでとても嬉しいです!頑張ります! (2019年3月25日 23時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - コメント失礼します!とても面白い小説なので、更新楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2019年3月25日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - 月雨さん» 訂正ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
月雨(プロフ) - おこずかい× おこづかい○ですよ!更新頑張ってください! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 13ee1e808b (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - まりあ 裏千家さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロマリ | 作成日時:2018年12月9日 21時

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