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作戦会議 ページ19

加奈side

志麻さんが2人を若干強引ではあるが送り出してくれたため今この家にいるのはAとセンラさんを除いた4人となった。

2人が帰ってくるまであまり時間はない。
よって早く「Aとセンラさんをくっつけよう大作戦」の内容を話さなければいけない

「あの、皆さんお話があるのですがいいですか?」

「「「ん?どした?」」」


「あの、さっきAにセンラさんへの気持ちを確認したんです。」

「「「おお」」」

少し期待のこもった声が響く。

「それで、A、自分では気付いてなかったんですけど、センラさんに恋、してます」

「「「おお!!」」」

次はちょっとした歓声のような声が上がる。

「それで、皆さんに2人を何とかしてくっつける作戦に協力して欲しいのですが……」

「「「やるやる!」」」

思ったよりも乗り気で嬉しかった。

坂「てか、センラにどうやって告白させるかやんな。」

浦「ああ、センラはこういう時はなかなか臆病だからな…」

島「…てか加奈ちゃんさあ、そんなにあの2人くっつけたいん?…ごめん、言い方キツかった?」

「大丈夫ですよ。
確かに周りから見たら私は世話を焼きすぎなんですよね。まあ、実際そうなんですけど。でもあの子にここまで世話を焼くのには理由があるんです。」

浦「その理由、聞かせてもらっていい?」

「はい。あの子は幼い頃から尋常ではないストレスを抱えてきたんです。全部話すと時間がかかるのでまとめると、主に家族に大きなストレスを感じています。さっきの症状もそれに関連するものです。」

「「「……」」」

「ただ、彼女には心の支えになってくれる人が2人いました。しかし、今はどちらにも頼ることができない状況なんです。それは想像以上に苦しいみたいで表には出していないけど、今も少しバランスを崩すと壊れてしまうと思います。自分で言うのもどうかと思うのですが私も彼女の支えにはなっていると思います。でも彼女は甘えたり人に頼るのが苦手で、同年代の私にはそれがもっとできなくなるんだと思います。」

浦「それで年上、なおかつ恋愛感情を持ったセンラとくっつけてAちゃんが少しでも安定するようにしたいわけね」

「はい。センラさんはAが頼っていた人に似ているみたいで…」

話を続けようとした時玄関の開く音がした。

リビングのドアを開けたところにいたのは心配そうな顔をしたセンラさんとセンラさんにもたれかかって今にも倒れそうなAだった。

告白→←徒歩10分3



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設定タグ:センラ , 浦島坂田船 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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シロマリ(プロフ) - ハチミツさん» ありがとうございます!ハチミツさんの作品楽しく読ませて頂いているのでとても嬉しいです!頑張ります! (2019年3月25日 23時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - コメント失礼します!とても面白い小説なので、更新楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2019年3月25日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - 月雨さん» 訂正ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
月雨(プロフ) - おこずかい× おこづかい○ですよ!更新頑張ってください! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 13ee1e808b (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - まりあ 裏千家さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロマリ | 作成日時:2018年12月9日 21時

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