きみのために-Shori.Sato-

わたし ページ23

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「 突然行っても大丈夫なの？ 」

聡「 大丈夫だよ〜 」




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電車の中、聡くんに聞くと呑気に笑ってる。
ああ、聡くんの笑顔安心する。





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でも、その安心する笑顔でさえも勝利くんに重ねてしまって
わたしはどれだけ勝利くんに依存しちゃってるんだか。





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だけど、勝利くん離れ、っての？
好きでも叶わない人と若葉ちゃんの好きな人、
そんな２つの言葉が並べられたらわたしは間違いなく、

…若葉ちゃんの恋を応援する。






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綺麗事かもしれない、偽善者なのかもしれない。





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それでも…勝利くんがいなくても大丈夫だから。
なんて強がってみても毎晩のように涙が出てきて
わたしってとことん弱い人間。





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前まで隣にいた勝利くんは今若葉ちゃんの隣にいて
わたしの隣には聡くんがいる。

付き合っているわけじゃないよ？





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前までの勝利くんのポジションが聡くんに変わったの。






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聡くんといると楽しくて笑顔になれて、
嫌なことも忘れられる。






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勝利くんと極力会わないでおこう、って
思ってたけど今日はSexy Zoneの撮影現場に。

久しぶりに勝利くんに会う。






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どんな顔して会えばいいの…
誘われても断ってばっかりで喋りかけれるわけない。





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あと1ヶ月とちょっとしたら
勝利くんの23歳の誕生日なのに…このままでいいの？

そんなこと考えてるのわたしだけなのにね。






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