【力ゲプロ】ツンデレ少女と引きこもり少年。【全話書き直してます】

3：やっと…… ページ4

支度に時間を掛けているとあっという間にあと10分で約束の時間になっていた。

私は焦りを感じながらもいつも遊んでいた公園に足を急がせた。


A「……やっと会える！」


喜びが顔全体に溢れてきそうなくらい只々嬉しい。

足は疲れているのに前へ前へと走っていく。

はやく、会いたい。はやく！！！

公園に着くと今日が猛暑日なのにも関わらず、暑そうな赤いジャージの後ろ姿が見えた。

間違いない。あの後ろ姿はシンタロー。


？？「ご主人！あの子じゃないですか？！」


元気な明るい声がして、よく見るとシンタローはスマホに怒鳴っている。

猛暑日のジャージが暑すぎて頭沸いたんじゃ…

私の心配など他所に彼は振り返り、私を見た。


A「シンタロー！！」


シン「Aか？」


涙がポロリと頬を伝った。


A「や…っと…会えた！」


シンタローは呆れたように笑いながら


シン「ごめん、メールも電話も無視して。」


とだけ言うと私の頭を撫でてくれた。


嗚呼、あの優しくて暖かい手だ…


……………………………………………………………………


シンタローを半角にしてたのが気になって仕方なかったので
勝手に「シン」全角の表記にさせていただきました。

4：いいの…。→←2：探していた───。

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