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2:探していた───。 ページ3

私はいつも通り、狭ぐるしい部屋にぼーっと時が過ぎるのを待っていた。

膝を抱えてうずくまる。


「何も考えたくない。」


脳がそう言っている気がして、嗚呼その通りだと自問自答を繰り返していた。

そして私はある一定の時間になると幼馴染のシンタローに電話を掛ける。

電話の無個性な音が耳に木霊した。

このやりとりは何回目だろう

もう数を数えるのも飽きてしまってよく覚えていない。


A「……今日も出ない。」


シンタローは今日も出なかった。

最近になると出ないことが当たり前のように思えてきてしまっている自分が恐ろしい。


A「はぁ…」


溜息を一つして手に持っているスマホをベッドに放り投げた。


─その時だ。

〜♪

久々のメールの着信音が部屋に鳴り響いた。

私はすかざず放り投げたスマホを取りに行き、通知を眺める。


A「?誰からだろ……
シンタロー!?」


確かに新着メッセージにシンタローという名前があった。

すかさず、メールの内容を見る。


貴「……『今日、会えるか?』か。」


涙が自然とポロポロと頬を伝って流れてく。

こんなに泣いたのはいつぶりだろう。

私は涙を流しながら笑っていた。


すぐに『会えるよ』と返信したら
『じゃあいつも遊んでいた公園に1時集合な』と返ってきた。

『分かった。楽しみにしてる』と私が打つと彼からの返信は無かったが、
まぁいいかと前向きに気持ちを上げて数ヶ月ぶりの外に出る準備を始めた。

3:やっと……→←1:プロローグ


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あずきいろ

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西 - この方角に福があるはずです

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設定タグ:力ゲプロ , シンタロー , あやまっくす・アキ   
作品ジャンル:恋愛
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タイム - えっと、すごくおもしろいです!大好きです更新頑張ってね! (2014年9月27日 21時) (レス) id: b55a9ef38d (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - そうみたいwww (2013年11月16日 8時) (携帯から) (レス) id: 00b06e7f71 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - あれ?これまだHISAYAの時のだったんだwww (2013年11月10日 16時) (レス) id: 9c7f6db560 (このIDを非表示/違反報告)
HISAYA(プロフ) - ありがとうございます (2013年7月29日 19時) (レス) id: 40c5081eb9 (このIDを非表示/違反報告)
HISAYA(プロフ) - 間違えやすいですよね! (2013年6月2日 18時) (レス) id: 6e5e32d7a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやまっくす・アキ | 作成日時:2013年5月26日 19時

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