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episode12 ページ12

ガチャッ









――――しばらくして、女の人が来た。





ドアのほんの少しの隙間から、リビング全体が見えた







「・・・」







美雪:んー♪久々の大ちゃんや〜





そう言って女の人は大吾さんに抱きついた





大吾:苦しい、苦しいてw




凄い、綺麗な人・・・





背が高くてスタイルが良くて



真っ赤な口紅と



口元の小さなほくろが印象的だった。








美雪:今からご飯作るから、待ってて♪

















ギシッ








美雪:え、大ちゃん・・・?






大吾:・・・こーいうつもりで、来たんやろ?









・・・っ・・・






見るのが嫌だった。






大吾さんが、女の人の腰元を持って、キャミソールの紐をほどいた







美雪:んふふ、もー私無しじゃ生きていけんな?





そう言って女の人は




大吾さんに、キスをした――――――――









ガタッ









―――・・・っ









美雪:何、今の音!?






大吾:・・・


















やばい、やばい







動揺して、ベッドに手があたってしまった。








大吾:さっき、猫拾ってん。



美雪:あはは、猫?w



大吾:生意気な奴やで?勝手に逃げ出すし、あんま話さんし。





美雪:可愛くないやん、そんな猫。









―――・・・









大吾:でも、気に入ってんねん。









ドアの隙間をみつめて









私と目が合った









にやっと不気味な笑顔を見せた。









ヒョイッ







美雪:!?大ちゃん??





大吾:猫に、こんなん見せたら教育に悪いやろ?


















―――この人は、意地悪だ。









何も言わないまま、自分の部屋へと入っていった。









・・・寝よう。







一人にしては大きすぎるベッドに、潜り込んだ









ギシッ・・・ギシッ・・・









・・・嫌だ、聞きたくない・・・。







遠くの部屋から聞こえる、大吾さんのベッドが軋む音と








同時に聞こえる、女の人の甘い、甘い声―――









涙が、出てきそうだった。

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設定タグ:関西ジャニーズJr. , 西畑大吾   
作品ジャンル:恋愛
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あいる - 今年も読みに来てしまいました 、何度読んでも終わりが近付くに連れて涙が溢れちゃいます。絶対にまた読みに来ますっ (2023年1月8日 14時) (レス) @page45 id: a55a80c359 (このIDを非表示/違反報告)
- 久しぶりに読みにきてしまいました、、、何度読んでも泣いてしまう。又定期的に読みにきます。 (2022年8月23日 9時) (レス) @page1 id: aaba7b4d48 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ものすごく想像してしまって泣いてしまいました…とても感動しました、! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 6fbde03a1f (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 何回読んでも最後には絶対泣きます この物語を作ってくれてありがとうございます!! (2020年1月9日 0時) (レス) id: f62816a639 (このIDを非表示/違反報告)
鳳蝶(プロフ) - 何回も読む度涙腺が… 一回映像で観てみたいですね。 (2019年11月21日 23時) (レス) id: a5ac573be9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怪物ちゃん | 作成日時:2013年11月8日 22時

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