その36 ページ37
──どれくらい経っただろう。
呪霊の数も明らかに減ってきた。タイムリミットまであと少しだし、このまま平和に終わってくれれば良いんだけど……一番デカい呪力を持った呪霊の方には、私より先に誰かが付いている様子だ。そっちへ加勢に行こうと屋根をつたって走り続ける
そんな時、スマホから着信音が。
＿「A！お前今どこにいる？」
勿論、電話の相手は悟
『どこって…エリアの中。そんなに慌ててどうした？』
＿「団体戦は中止！恐らく侵入者だ！今すぐ生徒の元へ行ってくれ！」
『！天元様の結界は…！？』
＿「さぁね！僕らもそっちへ向かうからお前も早く…！」
ドプリ、と空が嫌な色に変わり始める。これは"帳"だ…しかも色覚効果より術式効果を優先させたもの。やり方が上手い……相当手慣れたやつがいると見た
でも、帳が下りても何故か電話は繋がっていた。通常なら圏外になるはずだが…何となく違和感を覚える
『……ねぇ、電波が切れないってどういう事？』
「………多分だけど、"五条悟の侵入を拒む代わりに全てが出入り可能な"帳だ。今入ろうとしたら、僕だけ弾かれた」
『なるほど』
確かに足し引きの辻褄は合う。でも特定個人のみに作用する帳なんて…余程腕の良い呪詛師がいる。そして、この交流戦を知っての襲撃なら、こちらの情報を教えた内部犯もいる。悟の勘が当たったのか
＿「僕もさっさと帳を破って助けに行く。気をつけろよA！特級クラスの奴らも来てる可能性があるからな！」
『…！そんな事言ったって私は─』
そこまで言いかけた時、背後に誰かの気配がした。嫌なくらい心臓が飛び跳ね冷や汗が止まらない。息をのみ、ゆっくりと後ろを振り返る
「……高専に子ども？生徒じゃ無さそうだね…君、何者？」
顔面にツギハギ、人間の形をした呪霊。このエリア内でもこいつだけ呪力が桁違いだ。
「……まぁいいや。殺すだけだし」
『悟のバカヤロウ…！』
もう全部、手遅れだよ。
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - t03piさん» ありがとうございます！！続編の方でも宜しくお願い致します🥰 (2022年1月6日 18時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
t03pi - 更新されてるぅ...嬉しい!!( ;∀;)応援してます!!!!!続編見てきます!!!!! (2022年1月6日 1時) (レス) id: 3af77494df (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - まっちゃさん» ありがとうございます！！呪術の映画見てモチベーション上がったので暫く更新が早いと思います！(笑)頑張ります！ (2021年12月31日 11時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - リズさん» ありがとうございます！！特に設定をこだわって作ったので、そう言って頂け光栄です！ (2021年12月31日 11時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 葉月さん» ありがとうございます！！ (2021年12月31日 11時) (レス) @page36 id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2021年6月16日 16時
