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You side.








食べ終わった彼はお皿とフォークをテーブルに置いた。









「これ、片付けちゃうね。」




翔「いいよ、そのままで。」









立ち上がりお皿を取ろうとすると、彼が私の動きを制した。









「でも、お邪魔させてもらってるし、」




翔「触んなって言ってるわけじゃない。俺から離れないでって言ってんの。」









掴まれた手首を引かれて体勢を崩した私は、彼の膝の上に乗り掛けてしまった。









「ごめん、バランス崩しちゃ、っ、」









そのままグッと抱き寄せられ、首元に埋まる顔。


サラサラの髪が肩に触れる。









翔「あー....ダメ、」




「え、?」




翔「コート着てたから分かんなかったけど、中、こんな肌出てたんだね。」









スルスルと柔らかい唇が這っていく。









「っん、」




翔「なんでこういうの外に着てくかなぁ。こんな綺麗な肌見たら男が触りたくなっちゃうでしょ?」




「そんなことない、もん、」




翔「あるよ。実際に俺がこうして我慢出来なくなってんの、分かる?」









ヌルリ、と生温かい感触が首筋を這い、ゾクゾクと電気が走ったかのような感覚に襲われる。









翔「それに、行動が全部あざとい。計算?」




「っ、そんなつもりない、」




翔「天然かよ。上目遣いも、コート掴むのもさ。全部かわいーんだけど。」









クチュッと音を立てて絡まり合う舌。


彼は肩出しデザインのニットを器用に脱がせていく。









翔「ほら、綺麗な肌。触りたくなる。」









恥ずかしくて、顔が熱くなる。


今は、お酒を飲んでいるわけでも、電気を消しているわけでもないから、彼の瞳が私の身体をしっかり見つめていることが分かってしまい、余計に心臓が痛くなる。









「はずかしい、」









そう呟くと、彼は膝の上に乗せた私の腰をグッと引き寄せた。









翔「俺しか見てないよ。」




「ん、でも、」




翔「て言うか、俺以外に見せちゃダメ。ね?約束して。」









そう言ってまた一つ、赤い痕を咲かせた。









翔「このまま続きしちゃおっか。」









彼は少し意地悪な顔をして、ニッと笑った。






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cleam(プロフ) - ひなさん» 大変遅くなり申し訳ないです( ; ; )ふかさわのお二人の馴れ初めを投稿致しましたので、もしまだお待ちいただけているようでしたら、お読みいただけると嬉しいです! (2021年9月21日 19時) (レス) @page40 id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - お疲れ様です。小説読ませて頂きました!とても楽しかったです!個人的には深澤さんの方の恋の話も気になりました(笑) (2021年6月19日 23時) (レス) id: 40a9c90c6e (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - お風呂場の狸さん» お勉強お疲れ様です!!少しでも気分転換になれて嬉しいです( ; ; )あまりご無理なさらないようにお気をつけ下さい....! (2021年1月13日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
お風呂場の狸(プロフ) - 勉強疲れでしんどすぎて久々に小説をみよう……と思い読みはじめたのですが心が浄化されました……ありがとうございます……最後泣きながら読みました……本当にありがとうございます……( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;) (2021年1月13日 4時) (レス) id: 2489012008 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ふかやのねぎさん» コメントありがとうございます!とにかくジェットコースターみたいな感情の揺さぶられ方を目指したものだったので、驚かせてしまったかもしれません(._.)いわもとくんのお話も、またちょっと掴みのテイストが違いますが、是非読んでいただけると嬉しいです! (2020年12月14日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2020年12月7日 0時

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