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You side.







塞がれた唇。


コーヒーのほろ苦さは、まるで砂糖を溶かしたかのような甘さへとすり替わる。







さっき付き合ったばかりなのに、


でもその前からしてたか、


なんて思いながら甘さに酔いしれる。






キスがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。


単に彼が上手いだけなのかな、








翔「、何考えてんの?」




「え、」




翔「違うこと考えてるでしょ。あんま答えてくんないじゃん。」








そう言って、んっと舌を出す。








「違うことじゃないよ。キス、上手いなって、」




翔「え、俺の?」








コクリと頷くとふにゃっと柔らかく笑った。









翔「相性がいいってことなんじゃね?俺も、何回もしたくなっちゃうし。」









そう言ってチュッとまた唇が触れる。









「今だけだよ。他の日はダメ。」




翔「何で?」




「そんないっぱいされたら、仕事が手につかなくなるでしょ。翔太のことしか考えられなくなっちゃう、」




翔「あざと。煽ってんじゃん。」









彼は私をふわりと持ち上げ天板の上に乗せた。



さっきまで見下ろされていた角度とは違い、下から挑発するような視線が送られる。









翔「じゃあ今は俺のことだけ考えてて。頭ん中全部、俺でいっぱいにして、」




「んっ、」









もう、何度唇を重ねたか分からない。






首に添えられた手も、


口角を舐める仕草も、


胸を高鳴らせる要因にしかならない。









翔「はい、おしまーい。」









満足したのか、急に体を離した彼。


まだドクドクと鳴り響いている心臓がうるさくて、もう少し彼を求めていたくなる。









翔「そんなもっと、って顔すんなよ。続きはまた夜、な?」









んーっと伸びをした彼は、何すっかぁ、と1つあくびをした。









「帰んなくていいの?」




翔「えー?帰った方がいい?」




「ほら、自分の家の方がゆっくり出来るし、」




翔「帰っていいの?」




「やだ、....いてほしい、」




翔「女の子は素直な方がかわいーよ。ほら、おいで。」









そういってふわりと抱きしめた。









翔「家に帰ったら出来ないじゃん。さっきの続き、するんでしょ?」









なんて言って悪戯に笑った。





.

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cleam(プロフ) - ひなさん» 大変遅くなり申し訳ないです( ; ; )ふかさわのお二人の馴れ初めを投稿致しましたので、もしまだお待ちいただけているようでしたら、お読みいただけると嬉しいです! (2021年9月21日 19時) (レス) @page40 id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - お疲れ様です。小説読ませて頂きました!とても楽しかったです!個人的には深澤さんの方の恋の話も気になりました(笑) (2021年6月19日 23時) (レス) id: 40a9c90c6e (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - お風呂場の狸さん» お勉強お疲れ様です!!少しでも気分転換になれて嬉しいです( ; ; )あまりご無理なさらないようにお気をつけ下さい....! (2021年1月13日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
お風呂場の狸(プロフ) - 勉強疲れでしんどすぎて久々に小説をみよう……と思い読みはじめたのですが心が浄化されました……ありがとうございます……最後泣きながら読みました……本当にありがとうございます……( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;) (2021年1月13日 4時) (レス) id: 2489012008 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ふかやのねぎさん» コメントありがとうございます!とにかくジェットコースターみたいな感情の揺さぶられ方を目指したものだったので、驚かせてしまったかもしれません(._.)いわもとくんのお話も、またちょっと掴みのテイストが違いますが、是非読んでいただけると嬉しいです! (2020年12月14日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2020年12月7日 0時

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