◇ ∞学園軟式テニス部顧問。 (ページ35)

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ゴリラ、 siDe 大倉ページ35

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結構皆、夏計画言われてるみたいやな～

俺のん、まだなんかな。

大「 A先輩、俺の夏計画まだっすか ?」

気になって練習中に聞いてみた、

「んー、まだかな。あ、次レシーブ練習って村上に言って。」

大「はあーい .. 。」

俺、レシーブ嫌いやねんなぁ...

渋々、村上くんにメニュー伝えて、
俺の苦手とする、レシーブ練習に入る。

あっ、またや ..

ここ最近、全部サイドアウトとかオーバーとかばっかりで
まともにボール返ることの方が少ない。

前はそんなことなかったのにな..

ミスが重なるたびに、イライラする。

大「あぁｯ！もう、なんでやねん！」

思わず、ラケットを地面に叩きつけてしまった。

やばい、と思ったときには遅かった。

強く投げたラケットは地面で跳ねて

打ってる最中の村上くんに当たった。

村「いたっ」

大「あっ、ごめんな、ごめんな！
俺のラケットぉぉぉおぉぉ ... 」

傷が付いてないか、念入りに確認する。

大「よかったぁ .. 傷付いてな「俺は⁉︎ 」

村「がっつり当たったよな ⁉︎ 謝れよ！」

大「あ。ごめそ。」←

なんか、村上くんが訳わからんこと言いながら

怒り爆発中のときに Aちゃんが話しかけてきた

「熊、ラケット投げちゃダメじゃん。
ゴリラが暴れちゃう。」←

村「誰がゴリラじゃぁぁぁあぁぁぁ ‼︎‼︎」

今にも口から火を吹きそうな村上くん、

そんな村上くんを横目に
淡々と話続けるAちゃん。

「それで、イライラした原因は ?
まあ、大体わかるけど ... 」

大「レシーブが入らんくて .. 」

今までのことを全部話してみた。

そしたら、Aちゃんの目の色が変わった、

「あのね、熊のレシーブには二つ足りないところがあるの。」

大「足りひん、ところ ?」

「そ。一つは、ボールを見てないところ。
ボレーや前衛の動きとして、ボールをしっかり見るということは、とても重要なことはわかるでしょ？」

大「はい、わかります。」

「でも、それって前衛の動きだけじゃないの。テニスは何に関してもボールから目を離しちゃダメ。
まあ、そりゃ、ボールだけ見てりゃいいってわけじゃないよ？
でも、ボールから目を離すと、ミスに繋がる確率はかなり上がる。」

大「なるほど .. 」

「もう一つは、頭で考えすぎ。」

大「え ?」

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