二度目、 siDe 貴方 ページ33
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いつものように暑い朝 、
でも、なんだか今日は余計に暑い。
心が騒がしいからなのかな、
そう思いつつ、準備をして家を出る。
いつもよりも重い足取り、
行きたくない気持ち、
後ろ髪を引かれる思いで、いつもと違う部活に行く
もっと、いつもと違うことがあった。
「 渋 .. 谷 ... ?」
ちょうど、曲がり角を行ったところに渋谷が立っていた。
いや、待ち伏せしてたのかな、
「 お、おは 「 昨日はすまん 。」
思ってもなかった言葉に少し驚いて
返事ができずにいると、渋谷は続けた。
渋 「 お前のこと、ほんまに顧問やと思ってる。
お前から計画聞いたとき、こいつほんまにすげぇな、って思った。
だから、その .. 昨日言うたんは嘘や、
俺が意地はって言うてもうただけや 、
顧問なってくれて、ありがとう .. な。」
最後の方は言葉を濁しながらも、
確かに聞こえた ありがとう は
人生で一番嬉しかったかもしれない 。
「 私の方こそ、顧問だと思ってくれてありがとう。
これからも、一緒に頑張ってこうね。」
だから、嬉しい気持ちを全面に出して
満面の笑みで渋谷に笑いかけた。
渋 「 ... おう 、」
そう言った渋谷は、
私に二度目の笑顔を見せてくれた。
私、顧問でいいんだ ..
よかった、顧問で居られるんだ ... !
「 早く部活行こ っ !」
さっきまでの気持ちとは真逆で、
今にも走り出したくなった。
渋 「 おい、ちょ、待てや!」
いや、もう走り出してたか 笑
「 早くしないと置いてくからねー っ!」
渋 「 もう、勝手にせぇぇぇえ !」
叫び出した渋谷が私を追いかけてきた、
追いかけっこになりながら、
清々しい今日が始まった 。
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やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» ありがと (´・_・`) (2014年6月30日 7時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» あ、ほんとや… ごめんなさい。 始めたばっかりで、よくわからんかったから…、嫌な思いさせたら、ごめんなさい。 (2014年6月29日 22時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» うそ! ほんまに? (2014年6月28日 18時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» あたしの!笑 (2014年6月28日 7時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十さん» ニヤ (( 新作読んだ? (2014年6月27日 23時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまがた ちぇりぃ | 作成日時:2014年5月21日 14時