検索窓
今日:30 hit、昨日:4 hit、合計:12,132 hit

嬉しい、 siDe 貴方 ページ28

.


「 ヤス! 渋谷!」


この中でも比較的小柄な二人が走ってきた。



安 「 どないしたん ?」

二人とも不思議そうな顔で
私を見つめていた。


「 二人とも、何か変だなって思う部分無い ?」


今回はあえて聞いてみることにした。


私が思ってることと、合ってるかどうか。


渋 「 なんて言うんやろ .. 強いボールは打てるのになんでか全部とられるし。だから、もっと強く打とうとしたらアウトもするし、ネットもするし ...」

安 「 僕も全く渋やんと一緒 。」


やっぱりか ..


「 私が見てても二人とも、そうだと思ったよ。
でもね、それって意識を変えるだけで随分変わるものなの。
だから、二人ともに夏計画を与えます。」


「 一つ目は、球の強さを落とすこと。
渋谷の話と練習を見てると強さは完璧なのに全部とられてる。
ということは、とりやすい位置にボールが行ってるってことなの。」


「 そこで、二つ目 、確実に相手のバック側を狙うこと。
これは二人の最大の課題。
今、二人にはこれが足りてないの。
だから、これを全面的に練習して欲しい。
始めのうちは、難しいかもしれないけど
私も指導に付くし、いつでも教えるから。」



ちょっと喋りすぎた .. ?


キョトンとしてるよね ...


安 「 そっか、そっか !」

渋 「 お前、すげぇな 。」


そう言って、二人が私に笑いかけた


そのとき、初めて渋谷の笑顔を見て、

すごく、すごく嬉しくなった。





... 顧問やって、よかったな 。






「 あ、渋谷。 今日の練習終わったあとに、
錦戸と私のとこに来てね。」


そう言うと、すぐに笑顔が消え
また不機嫌そうな顔に戻った。








もし、この先を知ってたなら、

よかったなんて、思ってた場合じゃなかった。

不機嫌、 siDe 貴方→← 二人も、 siDe 貴方



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» ありがと (´・_・`) (2014年6月30日 7時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» あ、ほんとや… ごめんなさい。 始めたばっかりで、よくわからんかったから…、嫌な思いさせたら、ごめんなさい。 (2014年6月29日 22時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» うそ! ほんまに? (2014年6月28日 18時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十@居場所探しさん» あたしの!笑 (2014年6月28日 7時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)
やまがた ちぇりぃ(プロフ) - 光十さん» ニヤ (( 新作読んだ? (2014年6月27日 23時) (レス) id: 303a4b386a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまがた ちぇりぃ | 作成日時:2014年5月21日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。