◇ ∞学園軟式テニス部顧問。 (ページ21)

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繋がる、 siDe 貴方ページ21

、

ほら、またそうやって首傾げる。

自分の何が違うんだろって考えてるんでしょ、

でも、自分では気付けないの。

自分で自分の姿は見れないから、

そうでしょ ?

________ 丸、

あなたのボレーには

〝勢い〟と〝パワー〟が無いの

「丸、ちょっといい ?」

丸「ん ? なんかあったん ?」

「最近、ボレーに勢いとパワーが無くて悩んでたでしょ ? それにローボレーも上手く飛ばなくてネットにかかってばかり。スマッシュもフレームに当たったり、中心に当たらなくて微妙な音がなる。」

「 ... そんなことない ?」

丸は驚いた顔をして目を見開いた

丸「全部 .. あってる、」

「やっぱりね。
丸の夏計画、立てたよ。」

丸「俺、どうしたら皆みたいになれる ⁉︎」

相当悩んでたのか、焦った様子で
私に問いかけてきた。

「安心して、あなたはコントロール力がすごく良い。
だから、そこを武器にして上手く穴をカバーするの、
例え、パワーが無いボレーでも、コントロールさえ良ければ点は確実に取れる！」

私の言葉を聞いた丸は、すごく嬉しそうに
大きく何度もうなずいた

「この夏、丸に常に意識しておいて欲しいことは３つある。」

丸「３つも ... 」

「大丈夫、簡単なことだよ。
1 つ目は、しっかりボールを見ること。」

丸「へ ? 俺、見てるで ..?」

「見てるようで見てないよ。すぐ目を離してる。」

「２つ目は、ボールの当たるタイミングでラケットをしっかり握ること。」

「最後は、試合中の相手の位置をしっかり確認すること。」

丸「相手の位置 ... 。」

「そう。コントロールが上手だから、なるべく相手の居ないところにボールを落として欲しいの。」

丸「それで、俺は .. 強くなれる ?」

「なれるよ。絶対にね、」

丸のコントロール力は本当にすごい。

だから、そこを最大限に生かしてほしい、

それこそが勝利に繋がる道だから。

丸「俺、絶対に強くなってみせる。」

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