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chapter:sideyou



総文の実行委員会が開かれ今年のテーマと


方向性について話し合われた


毎年秋季総体で、運動部の試合がある頃


文化部の発表会が校内で開かれている



去年も感じたけど、誰がこの発表を見るんだろう

そうおもった…言わないけど



さっきまで絵に書いた様な青空が広がってたのに


雪見川の向こうに真っ黒な雨雲



あー、これ絶対降り出すじゃん



雨が降るとバス停は大行列ができる


降る前に帰れるのか…ぼんやりしてたら


同じ実行委員の阿部くんが


「浜辺さん、終わったよ」と声かけてくれた


「あ…ありがとう」



教室を出てクラスに戻ると突然の雷と大粒の雨


どうやら間に合わなかったらしい


カバンとロッカーに入れてあった置き傘を持って


昇降口を降りると下駄箱の所にいるのは深澤くん


後ろ姿でも襟足と猫背な背中でわかった


なにも言わずに帰るのも気まずい?



「傘ないの?」そう話しかけたら


一瞬びっくと肩を振るわせ


「おー、浜辺さんか、、、あっれぇ?今日遅いじゃん」

といった


「総文の実行委員会あって」


「総文?あぁ、文化部の発表かぁ」


「そ、…入ってく?」


「えっ、いいの?」


「傘ないんでしょ?」



「あざーす」深澤くんはそう言うと


スクバをリュックみたいに背負うと右手で傘を


持って左手で私の肩に手をまわした



「え?」


「ん?だってくっつかなきゃ、濡れるっしょ」


さも当たり前のようにそう言った



濡れない為って言われて嫌だとも言えず受け入れ

並んで歩く



雨足は増していく一方で、一本の傘じゃほぼ


傘の役割を果たさない大雨に変わっていった



深澤くんは「浜辺さん、こっち」って


私の肩を抱いて公園の真ん中にある屋根のある


ベンチまで連れてきた

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設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 深澤辰哉   
作品ジャンル:タレント
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ピカンチ★(プロフ) - いくさん» いくさん!こんばんは、感想ありがとう!励みになります。しょっぴーって煮え切らない態度取らせたら凄くハマると思ってるのは私だけかな?キュンも届いていたんですね…安心しました。お話更新するから待っててね💙 (2022年11月25日 21時) (レス) id: 966f513e80 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - キュンキュンしたり、しょっぴー!!はっきりしてよ!って思ったりしながら楽しく読んでます。続き楽しみにしています(๑˃̵ᴗ˂̵) (2022年11月25日 20時) (レス) @page23 id: b9250881d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさと | 作成日時:2022年11月19日 23時

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