サヨナラ三角 snm SW

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chapter:side翔太


何となくAと話さなくなって何度か電話を


かけようか迷って、やめるを繰り返す日々



俺が助けた女の子高賀美さやかがたまに学校でも


話しかけてくるようになった



アイツは英語科コースの同級生だった


連絡先を聞かれたから交換したID


たまに高賀美から電話もかかってくるようになった



別に俺から話すことも無いけど高賀美は


なんだかんだと話しかけてくる


そう言えばAから電話で話す意味聞かれたな…



俺なんて答えた？



あぁ、そうだ、


学校以外の関わりが欲しいんだろって言ったんだ



「翔太くん？」


「あー、ごめん、俺高賀美に興味ねぇわ」



「えっ…」



「なんか、ごめん、こんな言い方…」



「ふふ、翔太くん、好きな子いるんだもんねわかるよ」



「いや、まー、うん」



「翔太くんの気持ちわかった

じゃあ、友達で…異性の友達、だったら問題ないよね？」



「え？あぁ、まぁ」



それから、たまに話したりはする関係が今も続いてる




日曜日お袋の病院に行くのに家を出たらAと出会した


なんか話すんの久しぶりだ


二人で並んで歩くと直ぐに違和感は消える




花屋の前で止まると小さな花束を買って母さんにって

渡された


そう言えばお袋の見舞いに行ったとき、


たまには花位持って来たらイケメンなのに


なんて言ってたこと思い出した


喜ぶだろうな…俺からじゃないけど…


そうだ、一緒に来る？って言ってみるか？


「あの…」


誘おうとしたら声かけられて振り向くとふっかで…



二人は約束をしてるぽくて


俺は足早に病院をめざした

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