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chapter:sideyou
総文展示用の作品を作らないといけないのになにも
思いつかない
ずっと、スケッチブックは白いまま
はぁ…落書きみたいにぼんやりと思い浮かぶ物を絵に
おこす
しゃっ、しゃっささ、鉛筆の走る音が意識を無に
変えていく
「ポーン、下校時刻となりました…
校内に残ってる生徒は速やかに下校しましょう」
「あ…」ぼんやりし過ぎて下校時刻になってしまった
何人かいた部員はすでに帰宅してるし声くらいかけて
帰ってよ…なんて悪態をつく
美術室のカーテンを閉めて、戸締りを確認して
外に出たら翔太が待っていた
「あ、翔太どうしたの？」
「帰ろうと思ったらお前の靴まだ残ってたから待ってた」
「うん」
「もぅ、暗いから、ほら帰るぞ」
「あぁ、うん、ありがと、
そうだ翔太今日の晩御飯オムライスだよ」
「マジで？」
「ふふ、翔太オムライス好きだよね」
「あれ、嫌いな奴いんの？」
「実は私ケチャップライス苦手だった」
「マジで？」
「正しくはケチャップライスに入ってる鶏肉」
「あー、ん？お前ん家のオムライス、鶏肉なんて
入ってたか？」
「嫌いだから、ウチはハムなの」
「あー、そうだ、入ってるわハム」
「後で届けるよ」
「ん、あぁ…なぁ、たまにはお前も一緒に食わねぇ？」
「えっ…うん、いいよじゃああとで持っていくわ」
「おぅ、待ってる」
そう言ってお互いのうちに帰る
「ただいまぁ、お母さん、
今日翔太と一緒にご飯食べてくるよ」
「あら、いいじゃない、一人の食事は
つまらないもの、あ！そうだ、これ作ったの
デザートも二人で食べておいで」
「あ、レアチーズケーキ、やった！」
「今日は何を持って行くの？翔太くんに」
「オムライス…
なんかちょっと寂しそうだったから」
「翔太くん、オムライス好きだもんね？
ママ翔太くんの好きな物めっちゃ、知ってるわ」
「じゃあ着替えてこよ」
お盆に二人分のオムライスとスープ
そしてママの作ったケーキを乗せて翔太の家に
向かおうとしたら
門扉越しに翔太と誰か知らない女の子
私の姿をみて気まずそうな顔したのが分かったから
「翔太、これ…よかったら二人で食べて」
「えっ、おいA待てよ」
押し付けて自宅へもどった
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ピカンチ★(プロフ) - いくさん» いくさん！こんばんは、感想ありがとう！励みになります。しょっぴーって煮え切らない態度取らせたら凄くハマると思ってるのは私だけかな？キュンも届いていたんですね…安心しました。お話更新するから待っててね💙 (2022年11月25日 21時) (
レス) id: 966f513e80 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - キュンキュンしたり、しょっぴー！！はっきりしてよ！って思ったりしながら楽しく読んでます。続き楽しみにしています(๑˃̵ᴗ˂̵) (2022年11月25日 20時) (レス) @page23 id: b9250881d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピカンチ★
| 作成日時：2022年11月19日 23時
