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あっという間に飲み会終わり。
「渡辺先生、俺ら2次会行くけど」
「すんません、俺用あるんで帰ります」
先生たちの誘いを断って、1人で帰ってしまったAの背中を走って追いかけた。
「....あの時のこと、ちゃんと説明させてくんねぇかな」
彼女を呼び止めてしまったらもう止められない。
適当に入った居酒屋で凄い勢いでお酒を飲むAを心配しながら、話し出すタイミングを伺っていた。
「せんせ、」
次第に目をとろんとさせながら机に伏せた彼女は、まだ話もしていないのに静かに寝息を立て始めてしまった。
「寝ちゃったか、」
静かに寝息を立てて机に突っ伏す彼女。
目にかかった前髪を指で直しながら、近くに彼女がいることを、待ち望んでいた現実をしっかりと噛み締めた。
大人っぽくなったな。
メイクもするようになって、キラキラしてる。
会えなかった空白の2年。
Aはどんな大学生活を送っていたのだろう。
俺がちゃんとしていれば、空白の2年など出来なかったのだろうか。
...
Aと関係が始まったのは、彼女の束縛から逃れたいという気持ちが強くなってきた頃だった。
Aが俺に好意を寄せてたことは気付いてた。
結果的には利用する形になってしまったけど、この気持ちに偽りなんてなくて。一緒にいると気持ちが和らいで心地良かったんだ。
四六時中、Aで頭がいっぱいになるくらいに。
翔太くん!
今だって、楽しかった頃のAを思い出すだけで苦しくなるくらい。
先生のことが、好きです、
俺が放ったらかしてた2年の間で、もう気持ちなんてなくなっちゃったかな。
机に置かれた彼女の指先を掴みながら、小さな声で呟く。
「なぁ、A。まだ俺のこと好き？」
呟いた声は、まだ賑わう店内にふわりと漂った。
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cleam(プロフ) - 彩海さん» お返事が遅くなり申し訳ないです....！楽しんでいただけたようで、本当に嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます（ ; ; ）現在連載中の作品など、他の作品でも楽しんでいただけたら嬉しく思います！ (2021年11月29日 23時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
彩海(プロフ) - 苦しいくらいぎゅんぎゅんさせていただきました……。cleam様の書くお話は全て苦しいです！！(もちろんいい意味です)完結お疲れ様でした、今後もお世話にならせて頂きます、笑 (2021年11月17日 22時) (レス) @page49 id: b8d91d7ead (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - つばささん» わー！よかったです（ ; ; ）幸せになるシーンが少なかったので、短いながらにお届けしてみました....！楽しんでもらえて嬉しいです（ ; ; ） (2021年11月13日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - にゃー！甘々すぎて胃もたれしそうです…♡(略：最高です♡笑)更なる幸せそうな二人まで書いて下さって心がホッコリしました♡本当にお疲れ様でした(^^) (2021年11月11日 23時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - センさん» ありがとうございます！続きをと仰っていただけることがとっても有難いです（ ; ; ）ただもう残りページがほぼないので超短編になりそうですが、なんとなく浮かびそうなのでまた出してみますね＾＾気長にお待ちいただけたら幸いです！ (2021年11月8日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年10月25日 22時
