好きです、先生。【青】２

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生徒たちの相談は、宿題や授業だけでなく多岐に渡るようになった。その中でも群を抜いて多かったのが、










「私、しょっぴーのこと好きなんだよね！」











先生のことが好きだという相談。











「もうね〜ほんっとにかっこいいの！優しいし、面白いし！」










なんか、懐かしいなぁ。
私もこんな風だったのかな。










「先生ってさ、やっぱり生徒とか興味ないのかなぁ」


「うーん....どうだろうね、」











それは、私も聞きたいな。
先生は私に興味なんてなかったのだろうか。










「しょっぴーさ、もういい歳なのに結婚してないじゃん？だからチャンスあるかなって思ったりもするの！」


「結婚、してないんだ....」


「うん！それはしょっぴーにちゃんと聞いたから確実。でも彼女いるっぽいんだよね〜年上の」


「....そう、なんだ、」









結婚してないことを知って浮かれて、彼女がいると知って勝手に気分が沈んで。感情が忙しい。

先生、まだあの人と付き合ってるんだ....












「でもやっぱさ、若い子の方が魅力的じゃん？」


「あはは、まぁ確かに若い子は可愛いけどね」


「あ！！」


「うわ、びっくりした....何？」


「どうしよう！しょっぴーがAちゃんのこと好きになっちゃったら！」


「えぇ？」


「だってJK無理だったらAちゃんくらいの年齢だったらストライクゾーン入りそうじゃん！Aちゃん超可愛いし！」


「いやいや....私はないよ、」










あったら今頃、こんな気持ち抱えてない。










「え、じゃあAちゃん協力してくれる？」


「協力....あはは、出来るかなぁ？」


「さり気なく私のこと良い生徒だってアピールしといてよ！」


「じゃあ宿題しっかりやってきてね？」


「うーーーーー....がんばる、」










そんな感情に踊らされながら、複雑な気持ちを抱えて準備室に戻った。





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