Dream assorted yt × in (( HBD短編集 )) (ページ9)

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「ん、ん、んぅ、んん」

「声、抑えないで？」

「だめ、…っ、ここ、店っ」

抱きかかえられるように全身を愛撫されて身体が重い。

慣れた振りで快感の波を流そうにも、それを許さない指先は巧みに快楽を煽るんだ。

強がりでしてしまったキス。そこからなし崩しに与えられる愛撫。

いつの間にか外されてた制服のベルトは床に転がってて、濡れて昂る自分のものが大きな手に包まれて震えてる。

ヤバい、と思った。

もう戻れないとこまできてる。

「今は、俺と君しか居ないでしょ？」

唆す甘い声もそろそろ抑えきれなくなった熱を含んでた。

さっきは寸前で止められた快楽がすぐ目の前にぶら下がってる。

「可愛く鳴いたら、イカせてあげる」

彼がにっこり微笑んだその瞬間、目がチカチカするほどの快感の波が押し寄せた。

もう、止まらない。

溢れる。

＿＿＿溢れた。

「ひゃあ、ぁあ、っ、ぁッ」

耳を塞ぎたくなる嬌声はおれのもの。

恥ずかしくて消えちゃいたいけど、おれを抱く彼の瞳が満足げだからなんだか力が抜けた。

「上手にイケたね」

ふわりと髪を撫ぜる指先は優しい。

でもそれとは裏腹に、ぬめりを帯びた片方の手はさっきから先走りで濡れてしまった蕾をかき混ぜる。

「いい？」

たったそれだけの台詞。

でも有無を言わせない甘くて優しい圧力を持った声。

「、いい、よ」

はあ、と漏らした吐息が熱い。

でも、窮屈そうなスーツから解放された彼のほうがもっと熱い。

「きて」

するりと首に腕を回して、汗ばむ胸元に顔を埋めた。

貫く灼熱は、火傷しそうなくらい熱い。