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深夜を少し回った時間、チャイムの音にドアを開けると疲れ顔のゆーと。
部屋に招き入れると、『起きててくれたんだ』なんて、目尻を下げて笑うから。
その愛おしむかのような表情に、何も言えなくなる。
黙って奥に連れていき、手持ち無沙汰にお茶を入れに行こうとしたら、大きな手がおれを引き止めた。
「いのちゃん、逃げないで」
「べ、つに、逃げてないし」
少し確信をつかれてドキリとする。だってまだ、心の準備ができてない。いろいろこんがらがって、パンクしそう。
「ね、いのちゃん」
「な、なに」
「なんで今日、俺がここに来たかわかる？」
まだ少し戸惑い気味のおれに詰め寄るゆーと。
なんでなんてわかるわけないじゃんか。
「…なんでだよ」
ぶっきらぼうな返事を気にした様子もなく、目の前のイケメンはさらりと凄い台詞をはく。
「それはね、いのちゃんにつけ込むため」
さらに彼は、それに続けて信じられない言葉を告げた。
「俺ね、いのちゃんと薮くんのこと知ってた」
彼の言葉に頭が真っ白になって何も言葉がでてこない。やっとしぼりだした声も、動揺で少し震えてた。
「え、…ど、して」
おれの言葉に対し、少し申し訳なさそうな顔をして話を続ける彼。
「こないだね、二人が話してたの、たまたま聞いちゃって」
「でも、それだけじゃ、」
「わかるよ。薮くんが部屋から出てきたあと、いのちゃんの泣き声が聞こえたから」
ごめんね、なんて言いながら、ゆーとがおれを抱きしめる。そして、おれの頬を撫でながら優しく囁く。
「だから、いのちゃんの心につけ込みにきたの。俺は絶対にあなたを泣かさない」
『だから、俺にしなよ』
耳に直接吹き込まれた言葉は、甘く優しくおれを誘惑する。
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こさこ(プロフ) - ユーノさん» コメントありがとうございます。ホテルでのいちゃいちゃ、いつか書けたら書きたいです(^^) (2017年4月22日 21時) (
レス) id: 4f9f600403 (このIDを非表示/違反報告)
ユーノ(プロフ) - こさこさん» そして1番好きなのは2人が海に向かってお互い「大好きだ」を叫んだシーンです。日本じゃいくらやりたくても出来ないこと海外だからこそできて、こんなシーンいいですね。。個人的にホテルで2人が海でいちゃいちゃした続きやらないのかなって思ったりします^^ (2017年4月21日 8時) (レス) id: d3600d992a (このIDを非表示/違反報告)
ユーノ(プロフ) - こさこさん» 今日真剣SUNSHINE読みました。こんな子供ぽい裕翔可愛いですね。どんだけいのちゃんと海に行きたいんだよ！いのちゃんの水着まで用意した上にサンクリームまで用意したとは準備が良すぎ！こんな彼氏を持ついのちゃんが羨ましいくらいです。 (2017年4月21日 8時) (レス) id: d3600d992a (このIDを非表示/違反報告)
こさこ(プロフ) - ユーノさん» コメントありがとうございます。わたくしも実はこのお話がとても気に入ってまして、そう言っていただけてとっても嬉しいです。ふたりだけで、ふたりなら、そういうゆといの、いいですよね(^^) (2017年4月15日 21時) (レス) id: 4f9f600403 (このIDを非表示/違反報告)
ユーノ(プロフ) - はじめまして。今シークレットトレイン読み終わったばかりです。すごく心に何かが刺さった気持ちです。2人にりになるために何もかも捨てりる裕翔と慧。。ふたりぼっちになっちゃうけどあなたと一緒なら幸せ。。なんか切ないけど好きです。すごい好きです。 (2017年4月14日 13時) (レス) id: d3600d992a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こさこ
| 作者ホームページ：http://ma-no homepage
作成日時：2017年2月28日 17時
