II ページ31
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｢ふぅ…さむっ、｣
夏に入り始めたとはいえ、
外気が沢山入ってくるとこに閉じ込められちゃ寒い。
僕半袖で来ちゃったし。
翔｢ラウこれ着ときな、風邪引いたら大変｣
｢それはこっちのセリフ！しょっぴーこそ着てなきゃダメ｣
翔｢俺はいいから、長袖だし｣
｢でもっ｣
翔｢お願い、たまには俺にも守らせてよ｣
｢……ありがと、｣
しょっぴーが着ていたパーカーを貸してくれて、
いくらか寒さがマシになった。
あんな顔されたら受け取らずにはいられないよ…
･
あれからかれこれ1時間弱。
2人で引っ付いて、気を紛らわすようにお話してたりしたんだけど
途端に口数が無くなって俯いたしょっぴー。
｢しょっぴー？大丈夫？｣
翔｢……ん、｣
｢しょっぴー、？……え、つめた?!｣
何とも言えない返事に思わず手を握ると
ありえないほど冷たくなってる手。
とりあえず俯いた顔を上げさせれば真っ青とも言えないほどただただ白くて。
唇からも色が無くなり、目も虚ろ。
医療知識0な僕でもすぐに分かった。
低体温症だ、と。
貧血持ちで冷え性で、平熱も35度前半とかの人がこんな寒い所に長時間閉じ込められれば
こうなるのは時間の問題。
貸してくれてたパーカーをしょっぴーに掛けて、
もう一度非常用ボタンを押して状況を伝えると、
あと15分くらい、と。
あと15分……
まだ意識はあるからいいけど…
これ以上下がったらしょっぴーが危ない。
今日は家にいるって言っていた頼りになるお兄ちゃんに電話をかけた。
『もしもしラウ？』
｢照くん！！今すぐ駅近くの〇〇ビルまで車で来てほしい！｣
照『分かった、状況は？』
｢エレベーターが止まっちゃって1時間くらい閉じ込められてるんだけど、しょっぴーが低体温症になってるの！そろそろ危ない、｣
照『っ、すぐ行k…わっ涼太』
涼『全部聞こえた。
ラウ、翔太に声掛け続けて。絶対目閉じさせないで。家で色々準備して待ってるから。頼んだよ』
｢わかった！！｣
しょっぴーあとちょっと頑張れ…
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莉(プロフ) - りりぃさん» リクエストありがとうございます^^*書かせていただくので、少々お待ちください！ (2020年7月15日 11時) (
レス) id: 1b17488939 (このIDを非表示/違反報告)
莉(プロフ) - 海樹さん» 返信遅れてごめんなさい(汗)リクエストありがとうございます^^*書かせていただきますね！ (2020年7月15日 11時) (レス) id: 1b17488939 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ(プロフ) - ほっくんとラウたんの絡みが見たいです！！！！！！ (2020年7月15日 11時) (レス) id: 8f32a3419b (このIDを非表示/違反報告)
海樹(プロフ) - 仕事中に具合が悪くなって倒れてしまう翔太くんのお話が読みたいです！ (2020年6月8日 14時) (レス) id: 134b7493ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉 | 作成日時：2020年6月3日 22時
