ほら、笑おう。【雪男】３

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side深澤



岩『あいつら2人にしてよかったの？』


『ん…今は翔太に任せよ。』






翔太の病室から少し歩いたところで腰を下ろした俺ら。






まだ若干眠そうに目を擦る照と



すっかり冷えた弁当を抱えた俺。








全くの想定外なこの状況で



朝から忙しそうだなぁなんて


遠目にスタッフステーションを眺める。








岩『そういえば、色々ごめん。』







え？


照俺になんかごめんすることあったっけ。







岩『昨日…』



あー…。笑




『あー。そのこと？笑

別に全然よ。むしろ可愛かったな〜


でもでも星人の照。』







なんだよでもでも星人って、

意味分かんねぇ



そんなこと言いながら背中を丸めて笑うから


多分照のツボだったんだね、でもでも星人。






岩『ふっかのそれ、朝飯？』



『そうなんだけど、すっかり冷えちった。笑』





茶色のコンビニ袋の中を見せながら



俺と照とラウールのって言うと







岩『でもなんで4つ？』


不思議そうな顔で俺を見る照。





まぁそうなるよね、笑




で、例のエピソードを話すと


また笑い出した。






岩『けどさっ、これ若鶏付いてないけど、っ笑笑』




んー。照のツボはよく分かんないね。笑









でもこの笑顔が一番だなぁ



って、恋人みたいなことを思いながら


隣でツボる照をしばらく眺め続けた。

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