122 竜田揚げ弁当と唐揚げ弁当 ページ22
side深澤
『ラウ行くよー。』
ラ『待ってよ！！こっちとこっちで迷ってるんだから！』
右手に竜田揚げ弁当、左手に唐揚げ弁当を持って
どっちがいいと思う？なんて聞いてくる俺の子、
『どっちも同じじゃん、？笑』
ラ『いやぜんっぜん違うからね！？』
丁度休みだったラウールを誘ったら
もちろん行く！って返信がきて
今は朝の7時なんだけど
一緒に朝ごはん食べようかなーなんて
まぁ、特別にね、
許してもらえたんだけどさ。
照からはなんも連絡ないし
翔太も大丈夫だったのかな？って。
『もーどっちも買ってやるから持ってこい、笑』
ラ『うわマジか！ありがとふっかさん！！』
ラウにならいくらでもお金使っていいなーなんて
親バカみたいなことを考えながら歩く。
．
『翔太〜。』
渡『あ、ふっか。おはよ、ラウールもおはよ。』
ラ『しょっぴーおはよう！』
病室に入るや否や、翔太に駆け寄るラウール
そんなラウに翔太は
静かに！って慌てるから
なんで？って思ったけど
見たら照がベッドに突っ伏して寝てた。
翔太の右手を掴んだまま。
『あれ、照まだ寝てんの。』
渡『ん。まだ寝かせてやって。』
ラ『でもこれじゃ朝ごはん食べれないよ。』
渡『あー。大丈夫。俺はここからだから。』
そう言ってトントンと叩くのは、
胸？
渡『ふは、照と同じ反応してやんの、笑』
笑いながら見せてくれた鎖骨の下には
一本のチューブが通ってて、
渡『ここから太い静脈に栄養を流すの、凄くね？』
初耳だった。
舘さんからもそんな報告は受けてなかったし。
渡『むせたりするの、危ないんだって。』
ラ『…痛くないの？』
渡『今は痛くねぇよ。』
ラ『っ、しょっぴぃ、、っ、』
渡『はっ、え、ちょ、泣くなって』
ラ『なんでっ、
なんでっ、しょっぴーばっかりなのかなぁっ、』
末っ子のあまりにもストレートすぎるその言葉に
ぐっと喉の奥が鳴った。
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わたあめのサブ(プロフ) - tenさん» tenさんコメントありがとうございます＾＾早々の初泣き、、ありがとうございます。とても励みになります＾＾最後までもう少し、どうぞお付き合いください＾＾そしてtenさんも受験頑張ってくださいね＾＾ (2021年1月10日 22時) (
レス) id: 9660734c9a (このIDを非表示/違反報告)
ten(プロフ) - って思えました泣頑張ります、！！！！焦らずわたあめさんのペースで書き続けてほしいです、！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: 9c30fd1a63 (このIDを非表示/違反報告)
ten(プロフ) - 凄く凄く良くて、もう言葉が出なくて、初泣きしました、年始早々初泣きしましたああああああ応援してます続き楽しみにしてますー！！！受験勉強の力になりました一気に読んだんですけどこういう人もすごく知らないだけで多いからその分私は自由な分頑張ろう (2021年1月2日 22時) (レス) id: 9c30fd1a63 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめのサブ(プロフ) - わいさん» わいさんコメントありがとうございます。そんな風に言っていただけてとても嬉しく思います。照くんと渡辺くんの場面は、大切に書かせていただきました。あと少しお付き合いください＾＾ (2021年1月2日 10時) (レス) id: 9660734c9a (このIDを非表示/違反報告)
わい - もうひーくんの回で大号泣です。苦しくなりました。更新楽しみにしています (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5c6225ad8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめのサブ
| 作成日時：2020年12月9日 8時
