西の白色看板娘 5！【JW】 (ページ8)

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Aside

キャァァァ！！！！！/

うちがみんなにババババンッ!!とファンの子たちを撃つ真似をすると、
みんな楽しそうに、嬉しそうに手を振ってくれる。

それが嬉しくてついつい歌うのを忘れてファンサしてたら「歌えや」って照史に頭をこずかれた。

それを見てまた沸く観客席。

こんなにみんなに認めてもらえる日が来るなんてJr.の時は思わなかったもんなぁ。

努力すれば夢は叶うってこういうことなのか、って染々実感する。

…うち今めっちゃいいこと言ったよね？よし、これ後の挨拶で話そ。

そんなことを考えているとまた歌うのを忘れて、照史に「やから歌えって！」とまたこづかれた直後。

「Aちゃーーん！！！」

そんな可愛い声が聞こえた方を見てみると、

パリピポのうちの衣装を着てくれてる5歳くらいの女の子と目が合った。

その子はうちと目が合ってもなお、

その小さい体から出ているとは思えないほどの大きな声でうちを呼んでくれてる。

そんなところを見るといてもたってもいられなくなって通路を降りてその子の方へ向かう。

そしてうちがその子に自分のシュシュをあげようと思ってしゃがもうとした時、

横に帽子を目深にかぶった人が見えた。

…この人知ってる。ヤバイ、逃げなきゃ。

本能が瞬時にそう判断した。けど体が動かない。

うちがその場から離れられずにいて、女の子がどうしたの?と近づいてきた瞬間、その帽子の人も動いた。

『ダメ！離れて！！』

そう言って女の子を突き飛ばしたのと同時に帽子の人が前から私にピッタリくっついた。

そしてお腹に感じたことのない激痛が走った。

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「早く死んで？」

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そう耳元で囁かれたかと思うと、ガクンと目の前の景色が傾いた。

そしてお腹を見てみるとカラフルな衣装が真っ赤に染まっている。

そこでようやく自分の状況を理解した。

…あ、うち、刺されたんか

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