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Ryusei,F〈朝〉 ページ1
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『…んぅ…ん…？』
なんか…寒い。
なんでだろう。
まだ覚めきっていない頭で考える。
と、何か物足りないことに気がついた。
『…あ、流…。』
そうだ、流。
いっつも流に抱きしめられてるからあったかいんだ。
それなのに今日は流がいないから。
…え、なんで？
次から次へと浮かんでくる疑問にだんだん眠気が吸い取られていく。
とりあえず時計を見てみると今は5時30分。
そこで疑問が一気に解決された。
いつもどんだけ揺らしたって叩いたって起きないほど朝に弱い流が
この時間に自ら起きるわけないもん。
多分トイレかなんかだろうな。まぁそれも珍しいんだけど。
もう流も歳なのかな。まだ24歳だけど笑。
そんなことを考えて1人広いベッドでクスクスしながら
再び意識を手放した。
…いや、手放そうとしたその時。
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作者名：あんず | 作成日時：2020年11月23日 12時
