きまぐれくろーばー (ページ8)

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5人だけでも騒がしいページ8

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川西「今日も絡まれてたなぁ笑」

水田「Aは俺のもんやのにっ！！」

『うん、とりあえず信二のものになった記憶は無いわ』

柔らかいものの正体は和牛の水田信二。

いつもリリーに絡まれてるのを見ると
勢いよく抱きついてくる。

その後ろには相方の川西賢志郎が
くしゃっとした爽やか笑顔で立っている。

『信二、ちょ、重いわ…』

水田「え、全然体重かけてないで？」

『嘘や！今重なったもん！賢ちゃんヘルプ！！』

川西「水田くんほんまにA潰れてまうから笑」

水田「まぁA細いからな…」

そう呟いてようやく離れてくれた信二。

うちから抱きつきに行くのはええねんけど、
信二からくるときはいつもこうなるから
賢ちゃんがおらん時はほんまにどいてくれへん。

まぁそういう時は大体くろかゆずるが来て
引き剥がしてくれんねんけど。

『和牛今日こっちなんや』

川西「スケジュール見てへんの？」

『見たけど出演者までは見いひんかった』

川西「普通見るならそっちちゃう？笑」

水田「えー？！
俺らAに会えるって楽しみに来たのに！？」

『それは知らん』

賢ちゃんは昔からずーっと優しくて頼りがいがあって、
年は変わらないけどお父さんみたいな感じ。

あとどっちもお酒強いから、予定が合うと
しょっちゅう一緒に飲みに行く飲み仲間でもある。

信二はたまにめんどくさい彼女化するけど、
その分うちへの愛が大きいのか
何か相談するとうちより悩んでくれるし
アドバイスもいっぱいくれて、
頼りになるお兄ちゃん的存在。

うちの精神年齢が低いからなのか
ただみんながうちに甘いだけなのかは分からへんけど
同期はみんなお兄ちゃんって感じやねんな。

するとそこへ片手にブラックコーヒーを持った
くろがやってきた。

黒崎「お、和牛やん」

川西「おーくろ！久しぶりやなぁ」

水田「なぁくろ聞いてえや！
A俺ら来ること知らんかってんて！！どう思う？！」

黒崎「ほな逆に聞くけど
今までお前らが来ることこいつが知ってたことあるか？」

水田「ないけど！俺の淡い期待が…」

河井「なんやねんここらへんうるさいな…
えっ、お前抹茶ラテ全部飲んだん？」

『え、やってうちにくれたやん』

河井「全部やるとは言うてへんやん！！」

『えー』

河井「えーって普通分かるやろ！」

…今日も楽屋は騒がしいです。

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