きまぐれくろーばー (ページ38)

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【電話が切れるとすぐ涙目になる三葉に違和感を感じた川西】

川西「…なんかあった？」

『ん？んーん、なんもない。
ちょっと花粉症で…』

川西「まだ2月やで。
ていうかA花粉症ちゃうやんか」

『じ、じゃあ目にゴミが…』

川西「A？」

『ほ、ほんまになんもないって！』

川西「はぁ……」

『ほんまやで？！』

川西「分かったって笑。
分かったからこれ使い」

【そう言って川西が差し出したのは…】

『ハン、カチ…？』

川西「俺でよかったら話聞くで？」

『賢ちゃんっ……！』

河井『うわぁーこれネタバラシしたら
賢ちゃん照れ死ぬんちゃう？』

【三葉は鼻を啜りながら事情説明していく】

川西「さっきの彼氏？」

『…うん』

河井『ていうかそもそも
Aの演技力がエグいねん』

川西「喧嘩？」

『いや、喧嘩というか、フラれたというか…』

川西「え？」

【あからさまに表情が曇った川西に
三葉が追い討ちをかける！】

『他に好きな人できたって…。
まぁうちがこういう仕事してるし、
色々我慢させてもうてたし』

川西「いや、我慢もなにも
Aのことフったんは100％あっちの勝手やんか。
普通彼氏やったら彼女の仕事応援するやろ？」

『いや、でもうちにも非があったんやと思う…』

川西「思うって、心当たりは？」

『それは…』

川西「ほら、ないやんか。
Aはなんも悪ないって」

『でも』

川西「でも、ちゃう。
こんなこと普通あったあかんねん。
Aみたいなええ子がフラれるなんて」

『いや、それは言い過ぎやけど…』

川西「言い過ぎなんかちゃうって。
彼氏もどの立場でフったんやろなあ」

『いや、それは分からんけど…』

河井『うわぁー賢ちゃんキレてんなぁ笑。
Aもちょっとたじろいでるやん』

【『仏の川西』(三葉談)の目が
いよいよ笑わなくなってきたところでドッキリ終了！】

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