きまぐれくろーばー (ページ21)

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ついにページ21

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黒崎「いやもうええわ！
どうもありがとうございました〜」

本日ラストのステージを終えて
舞台袖にはけ楽屋に向かう。

『やっぱあのボケイマイチよなぁ…』

黒崎「そーか？俺はウケてたと思うけど」

『それはただくろがあのボケ好きなだけやろ笑』

黒崎「いや、あれ俺めっちゃ好きやねん笑」

『うちもおもろい思ってやっててんけどなぁ？』

いつものように談笑しながら楽屋のドアを開けると、
そこには今ではもう見慣れたインパクト強めのコンビが。

河井「相変わらず仲ええな、お前ら」

稲田「まぁ僕らには敵いませんけどね、河井さん？」

河井「やかましいわブス」

そこには帰り支度万端のアインシュタインの2人が
ソファでくつろいでいた。

『えぇ…っとくろちゃん、
ここうちらの部屋で合うてる？』

黒崎「…はずやで」

稲田「すみません、お邪魔してますー」

黒崎「こんな簡単に人の楽屋入れるとか
どんだけ警備緩いねんこの劇場」

『アインシュタインさんが何の御用で？』

うちがそう言うと、ゆずるがなんやその言い方、と笑う。

なんかうち怒られることした…？
でもお説教なら稲ちゃんいらんよな…。

そんなことやあんなことをあれこれ考えていると、
ゆずるが少し真剣な顔になってこう言った。

河井「今から空いとる？」

黒崎「それはどっちに言うてる？」

河井「どっちも」

『何、ドッキリ？』

河井「ちゃうわ笑」

稲田「大事なお話がありまして…」

『え、余計ドッキリやん』

河井「やからちゃうって笑」

黒崎「俺はなんもないで」

『うちもないけど…』

河井「おし、ほんなら行くで」

『どこに！？なんか怖いんですけど！！』

稲田「ほら姉さん！
黒崎さんもはよ着替えてください！！」

『ええぇぇ怖いいぃぃ！！！』

黒崎「お前うっさいねん！」

リリー「(コンコン)Aさん？どうしました？
とうとうくろさんに襲われました！？」

黒崎「ほらめんどいやつ来てもうた…
てかとうとうってなんやねん」

河井「お前なんか言えや！(コソッ)」

『な、なんでもないー！』

『(ガチャ)あ、…』

リリー「Aさん大丈夫で…す、か…
…3人で1人はダメですって」

河井「お前ほんっまに黙っとけ」

黒崎「モリシーこいつ連行ー」

稲田「はよ連れてってー！」

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