13 ページ50
・
中間side
一通り泣き終わって少し落ち着いたしげは、神ちゃんに背中をさすられながらも
さっきとは違って顔を上げ、俺らと目を合わせながら喋り出した。
重岡「俺、ずっと寂しかった。苦しかった。
みんなといてめっちゃ楽しいのに、でも1人みたいで、
でもみんなも辛い思いしてるし、
兄ちゃんぽいことなんもしてへんけどここでは一応長男やし、
姉ちゃんみたいになりたくて、俺が弱音吐いたらあかん、って。
でも、そしたら、心がボロボロ、って崩れてくのが分かって、
でもそんなんみんなに見せたら心配かけてまうから、って思ってたんやけど、
今日買い物行ったら、迷子の姉弟がうずくまって泣いてて、
それ見たら一気に色々思い出して、
気づいたら神ちゃんが怖い顔で俺の名前呼んでて、
またやってもうた、って。
淳太たちにも、他の人にも迷惑かけて、
流星と望にも怖い思いさせてもうたよな。
ほんまに、ごめんなさい。」
たどたどしいけど自分の気持ちを吐き出して頭を下げるしげ。
そうか。
しげはいつも笑顔で、優しい姉ちゃんみたいになりたかってんな。
でもしげの姉ちゃんやって、お父さんやお母さんには弱みを見せていたはず。
それを知らないまま姉ちゃんと離れ離れになったしげは、
姉ちゃんも我慢してたんやから、って思って全部溜め込んでたんやな。
そして、自分を追い込んで追い込んで、
気づけばこんなボロボロになっていたしげの気持ちに、
本人も俺らも気づくことができひんかった。
もう少し早く気づいてあげていれば。
そう思うとまた胸が痛み出す。
�霤帖屬△譟∨勝�」
�陲舛磴鵑寮爾粘蕕鮠紊欧襪函△匹Δ笋蘋�面所の方へ走って行った望。
どうしたんやろ。
神ちゃんは背中をさすっていた手を止め、
流星も立ち上がって、さっきまでしげの声がしていた方へ歩き出す。
藤井「しげ、」
重岡「え、…？」
手探りでしげの頭を見つけ、その上に自分の手を優しくポンと置いた流星。
その手にビックリして思わず頭を上げたしげに、
いつのまにか帰ってきていた望が何かを手渡す。
重岡「タ、オル…？」
小瀧「…あり、が…、とう、」
藤井「俺も、ありがとうな、しげ。」
神山「いつもありがとう。」
重岡「ふぇ…？」
3人にその言葉をかけられた瞬間、しげの目からは大きな雫が溢れ出した。
・
お話の途中ですが移行します！
これからも『7人7色』をよろしくお願いします！！🙇🙏
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 769人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます！！亀更新すぎてお待たせしてしまうこともありますがどうぞ気長に待っていただけると嬉しいです笑 (2021年8月15日 22時) (
レス) id: d92dbb00df (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いています！あんず様のペースでこれからも頑張って下さい(^^)楽しみにしております！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: caca875bed (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - あんずさん» いえいえ!分かりました!その時はコメントで教えますね!w (2021年7月19日 19時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - リセルさん» ありがとうございます！！ほんとですね……すっごい恥ずかしい…笑笑これからも誤字とかいっぱいあると思うのでご指摘お願いします(>人<;)ww (2021年7月19日 18時) (レス) id: d92dbb00df (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!更新された最後のページで､アクセルを踏むだと思います! (2021年7月19日 17時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず | 作成日時：2021年2月17日 12時
