西の白色看板娘【JW】 (ページ47)

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Aside

さっきのベンチに移動した照史とうち。

うちが座ろうとすると、照史が「あっ、ちょっと待って」と言って
浴衣の袖でベンチの上を拭いてくれた。

『あっ、照史の浴衣が汚れちゃう…』

桐山「そんなんええねん！それよりAの浴衣汚れてまうほうが嫌やわ」

俺の浴衣グレーやし、とかよく分かんないことを言ってから2人でベンチに座った。

そしてたこ焼きを食べていると、照史が急に真面目な顔になった。

『…どしたん？』

桐山「いや…その浴衣、まだ俺の前でしか着てへん？」

『え？あぁ、うん。今日のために買ったんやもん』

桐山「…よかったぁ～～！！」

少し俯いたかと思うと、急に拳を天に突き出してガッツポーズをして叫び出す照史。

ちょっと遠くの方にいる通行人の人もびっくりしてる。

『ちょっと、しー！！』

桐山「あ、ごめん」

『それより何で？』

桐山「やって、こんな可愛いA誰にも見られたくなかってんもん」

そう言ってニッと笑いながら、突然爆弾を落としにくる照史。

いっつもこんな感じやけど、やっぱりこのドキドキには慣れへん。

『…///』

桐山「ほら、早く食べんと俺全部食べてまうで？」

と、いつの間にチョコバナナを半分近く食べている照史。いろいろ罪な男やな(笑)。

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