50 白い便箋 ページ25
「いなくなった…？」
智「そう…いなくなったの。最初はね、あぁ、やっぱり嫌がらせで俺に嫌気さしちゃったのかなって思ったの。だけど…それは違くて…芽衣は病気だったの」
病気？
智「芽衣は元々体が弱くて小さい頃から病気持ちだったんだって」
雅紀「何それ…」
和也「聞いてないよ…そんな話」
「え？どういう事…？」
潤「もしかして…俺たちにも言ってないことがあるの？」
智「ゴメン。でもこれが真実」
智くんはふぅっと大きく深呼吸をして話を続けた
智「芽衣は…俺と会ったときからもう長くは生きられないってお医者さんに言われてたんだって」
雅紀「そんな…あんなに元気だったのに…」
智「うん、でもね週刊誌に載った時に偶然か運命か芽衣の体がもう死ぬ寸前だったの」
和也「それで消えたの？」
智「芽衣は元々自分が死ぬ時は1人で死のうとしてたんだって。だけど…俺を好きになっちゃって…」
智くんは今にも泣きそう
智「だからせめて死ぬときは俺の前から消えようと思ったらしいの。だけど俺は芽衣を見つけた」
潤「探し当てたの？」
智「うん、やっと見つけて芽衣と最後の時間が過ごせると思ってた」
思ってた…
智「見つけた日に俺は芽衣に病気が治るようにってお守りを渡したの。で、俺は仕事があるからまた明日ねって言って病室を出た」
「智くん…」
智「次の日に芽衣の大好きなチューリップを持って病室に行ったの。そしたら…芽衣はもう…いなかったの。名札が外されて…布団が畳んであって…」
潤「リーダー…」
智「その後にきたご両親にね、お守りを渡されたの。芽衣が最後苦しんでた時に…強く握りすぎて形がおかしくなったお守りを」
和也「大野さん…もう…」
智「芽衣はね…頑張ったの…だけど…」
みんなが黙ってシーンとする
すると前の方からでっちゅさんが
町田「大野さん、これ…」
白いチューリップの封筒を渡してきた
智「何これ…」
町田「芽衣さんのご両親から預かってた物です」
智くんが勢いよくその封筒をあける
すると中には便箋が三枚
でも一枚目の便箋は白紙
二枚目も白紙
そして三枚目も…白紙だった
智「んだよ…これ…」
智くんが便箋を膝の上に落とす
すると三枚目の裏に何やら文字が見えた
そこには短いたった十行の文章
さっちゃん
大好きです 愛してます
だからさよならは言いません
出逢えて良かった
私はあなたを忘れません
だから最後に１つだけ
智、大好きでした
愛してました
また会う日まで
芽衣
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まーお - とっても良かったです(*^▽^)/★*☆♪これからも、頑張って下さい(*^▽^)/★*☆♪ (2014年6月7日 8時) (
レス) id: 4c5859bc48 (このIDを非表示/違反報告)
まーお - とっても良かったです(*^▽^)/★*☆♪これからも、頑張って下さい(*^▽^)/★*☆♪ (2014年6月7日 8時) (レス) id: 4c5859bc48 (このIDを非表示/違反報告)
翔香(プロフ) - 翔娘さん» ありがとうございます(*^^*)嬉しいです( 〃▽〃)そんなこと言われたらもう…泣いちゃいますよー(笑)また３にも遊びに来て下さいねん♪ (2013年2月20日 0時) (レス) id: 432a9628b6 (このIDを非表示/違反報告)
翔娘(プロフ) - 智くんの過去に思わず泣きそうになっちゃいましたぁ (2013年2月19日 1時) (レス) id: 28397d1c75 (このIDを非表示/違反報告)
翔香(プロフ) - アラっしっくん＠さん» 破天荒さいこー！(笑)リーダーの謎を解明いたしましたよ＼(^^)／芽衣ちゃーんww更新ガンバりまっするまっする！(^^)/ (2013年1月30日 23時) (レス) id: 432a9628b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年1月13日 8時
