続・小説の「文」の書き方講座

五十二歩目「情景描写と心情の天秤はつり合わせることができるのか！？」 ページ6

最高順位四位の文字を見るたびどうしてもにやにやしてしまいます。

五十一歩目。五十二歩目、それぞれコメントいただいたお話です！！！！いっぱい考えさせられるので、いい感じに濃い内容に……え、なってますよね？少なくともニーズにはお応えできているのでオールオッケーです。
相談寄せていただくのもうハチャメチャに嬉しいのでこれからもどんどん疑問の解決を翡翠月に丸投げしちゃってください！たまに斜め上から回答が飛んでくるかもしれませんけど！！！

今回は一人称視点においての情景描写と心情の地の文のバランスですね。
私は一人称視点で書き始めた当初、心情しか書けなくてまじで独りよがりな文章になってしまってました！！！！なので先に言っておくと、その他「○○が△△した」系、「風が吹いた」系の文章が多い分には十倍くらいマシです。

ただ、小説である以上、心情も入れないとちょっと後が持ちません……まず、一人称視点というのは心情が多めに入る視点です。
だがどうバランスを取るのか私にも難しい問題だ！！フィーリングで生きてるとこういうとき不便ですね。

私が同じ状況に陥ったらやりそうなこと、おススメなのは、三人称視点にしてしまうことです。
私が三人称視点使い始めたのは複数キャラの心情を同時に書きたかったからですが、おススメするのも似たような理由です。

一人称視点では、原則として視点主以外の心情を描写することができません。他のキャラの心情は、本人にセリフで言ってもらうか、視点主がキャラの表情から読み取るくらいです。後者は推測の範囲を出ることがほとんどできません。
なので、単純に三人称視点で「心情を描写できるキャラを増やす」のもひとつの手だと思っています。

だが今回の問題はそこじゃないんですね！！情景描写や動作の描写の間に、いかに心情を挟むかというのが今回一番問題なところです。

で、ない脳みそを絞って考えてみたのですが、ひとつは情景描写を心情的にして誤魔化す方法です。いやまって根本的な解決になってないね！この方法は、表現技法の擬人法のとこで詳しく解説しました。「空が泣いている」的なあれです。

ずいぶんポエミーな視点主になってしまいそうですが……。

まだまだ続きます！ちょっとバランス気にしながら小説書いて考えてきますね！！！！！

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