続・小説の「文」の書き方講座

六十五歩目「全ての年齢層に気持ちのいい占ツクライフを！設定・ストーリー編」 ページ19

続いて設定・ストーリー編！！
一番簡単なのはセリフを増やすことですが、物語全体に関わってくるぶん、設定やストーリーが一番か二番目に気を付けた方がいいことだろうと勝手に重要視しております。

以前説明しすぎは駄目！と言いましたが、今回はもっと説明の制約が厳しいです。
ラノベにもよく見かける光景ですが、その世界での魔法の定義・属性、魔族・魔獣の定義・生態、身分階級の仕組みや王族の家庭事情、平民の生活水準などなど……ガッチガチのファンタジーでは細々と説明、あるいはあちこちに情報を散りばめていることがあります。

加えて、伏線にキャラ同士の関係に難しい地名キャラ名、呪文その他もろもろ……全部まとめてアウトです。

だって私でも複雑すぎてわからないときあるんだもん、小学生には難しすぎます。特に王族の血筋関係は！！
王様が妻を何人も持っている場合、正妃の子よりも寵愛を受けているお妃の子の方が優秀で、勢力争いが……とかありがちですけど、ｴ？？？？ってなります。

ストーリー上必要な情報は少しずつ開示していくしかないですが、ストーリーの中で、魔獣が退治される存在以上の役割をしていなかったら、魔獣はどうして誕生したのか、何を食べているのか、寝床はどこなのかなどなどは全部いらん情報です。

小・中学生に向けるのであれば、あまり「複雑な設定」の説明が必要なストーリー構成にしないのも大事なことだと思います。
例えば、主人公が死んでしまった前王の即妃の娘で、前王の弟である現王に子供ができなかったため養子として……なんて言われたら私でも混乱します。覚えやすいという点では頭の柔らかい若い子達の方が有利ですが、社会的なアレコレや複雑な関係なんかだと覚えやすい云々以前の、「理解」できるかできないかの問題です。

あとは何でしたっけ……ああそう名前！かっこよかったり、語感が良かったりするとぐっと好感が持てるはずです。かくいう私も、横文字だと「ラ」から始まる名前が大好きでして……o(^o^)o
ラファエルに始まり、ラルス、ライアン、ラヴィアス、ラズウェル……途中で「ヴィ」や「ヴァ」など濁る音も好きですね〜〜。

王族や貴族で長々とした名前をお持ちの方がいらっしゃったら、縮めた方がよろしいかもしれませんわね！もちろん爵位とか職業とか名前のそれぞれの部分に意味があるんだろうけど、今回はね、シンプル・イズ・ベストということで。

収まらなかったので設定編だけ続きます。

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