同居人は有名人ｼﾙﾊﾞｰﾘﾝｸﾞと訪問者後【完結】 (ページ33)

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８２．本領発揮ページ33

『あ…』

その、唇をかすめた熱が一瞬だったのがなんだかさみしく感じてしまう。

伏し目だった和の視線が、また私の目で止まった。
それから少しいたずらっぽく笑って

ニ『惑わされた？』

　

『！』

　

そんな色っぽい目で、
そんな色っぽい顔で、

…惑わされない人なんてきっといないよ…。。。

恥ずかしさとちょっとの悔しさから何も言えずにいると、和がわざとらしく首をかしげて

　

ニ『あれ？まだ惑わされてない？じゃ、もう一回誘惑してみよっかな。』

　

なんて笑って、また私にキスをしてきた。

　
『ん…』

　

今度はついばむみたいなキスを。

　

　
何度も

　

何度も。

　

角度を変えながら。

　

そんなキスの合間に、

　

ニ『まだ惑わされない？』

　

なんて言うくせに

　

『も…んぅ…』

　

答える隙もなく口をふさがれてしまって

　

　

だんだん深くなるキスに夢中になってしまう。

　

私が和のキスに応えてからしばらくして

　

和が唇をはなした。

　

トロンとした目で、和を見たら

和が満足そうに笑った。

　

　