maknae/side…JK ページ42
JK「ふぅ…美味しかった!お腹いっぱいですね〜」
EA「ふふ、沢山食べたね」
ヒョンとダイニングルームのテーブル席で夕飯を食べ、今は食後のゆったりタイム。パジャマ姿なのにヒョンの上品な振る舞いは年上の風格を感じさせる。
なんだかヒョンが遠くに感じての隣の席に移動した。いつもこうやって微笑んで頭を撫でてくれる。俺はマンネだから、ってずっと思われてるのかな。嫌だな。
EA「ジョングガは今日は何をしていたの?」
JK「絵画制作をしてました。あんまり納得できる出来じゃなかったですけど…」
EA「お前の絵、すごく好きなんだ。いつか僕に一枚買わせてよ」
JK「え!嬉しいです!でもお金はいらないですよ、寧ろ貰ってください」
興奮気味に前のめりになると花が咲いたような笑顔を向けられて思わず抱きついてしまった。ヒョンは慌てながらもそれをしっかりと受け止めてくれる。
顔を上げると「もお、可愛いなあ」と両手で髪を揉みくちゃにされてしまった。いつも言っていますが可愛いのはあなたですよ。
ふと、鼻に掠める肌の香りが普段と違うことに気づいた。これは…テヒョンイヒョン?Aヒョンの香りはもっとこう、早春の香りなのにな。
EA「さて、そろそろお皿を片付けちゃおうか。僕が洗っていくからジョングガはお皿を持ってきてほしいな」
JK「分かりました、任せてください」
ヒョンは2つお皿を手に取りシンクまで行くとそのまま洗い始めた。俺はテーブルとシンクの間を3回ほど行き来して、全て渡し終えてからヒョンを手伝うことにした。冷たい水のせいか、ヒョンの細い指が赤みがかっている。
真剣な表情で皿を洗うヒョンがなんだか新鮮でつい眺めてしまった。綺麗なEラインを描く横顔を見て息をするのも忘れてしまう。
EA「ジョングガ?どうしたの?」
JK「…あ、すみません。ボーッとしてました」
EA「体調が悪くなければいいけど…無理しないでね」
眉を下げてこちらを向くヒョンにまた動悸が早まる。美しい瞳が俺を映している。特に具合が悪いわけではないけれど、「はい」という返事しか言葉が出てこなかった。
でもその言葉を一番言いたいのはこのヒョンだ。この間のライブも本当は体調が悪いのに無理してたじゃん。
ジンヒョンもそうだけど、苦しみを見せず良い所を魅せようとする。あなたはあなたのままで充分愛されているのに。
ああ、ヒョンが誘惑するから…。ねえ、ヒョンはうさぎが動物の中で一番色情が強いって知ってる?
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Hor(プロフ) - 46さん» 閲覧、コメントありがとうございます!これも皆様の支えやご協力があったからです!本当にありがとうございます!46様もお身体に気をつけてお過ごしください!これからもこの小説をよろしくお願い致します! (2021年4月3日 14時) (レス) id: 8511c6e638 (このIDを非表示/違反報告)
46 - 続編おめでとうございます〜!これからもお体に気をつけて頑張ってください〜! (2021年4月3日 8時) (レス) id: e3db527284 (このIDを非表示/違反報告)
Hor(プロフ) - moonさん» 閲覧、コメントありがとうございます!今回のお話を甘々にしようと思ったらあんまり甘々にできなかったです…本当に申し訳ありませんでした。続編にて日常編に戻りましたら取り入れさせていただきたいと思います!頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2021年4月1日 16時) (レス) id: 8511c6e638 (このIDを非表示/違反報告)
moon - この作品が好きでいつも読ませてもらっています!出来たらでいいんですが、砂糖のユンギさんとEAさんの話が見たいです!あと、これからも応援してるので頑張って下さい! (2021年4月1日 13時) (レス) id: 5c8c3be44d (このIDを非表示/違反報告)
Hor(プロフ) - ましろさん» ましろ様、再びコメントありがとうございます!楽しみにしていただけて嬉しいです!その暖かく優しい言葉に救われます…!こちらとしてはあまりお待たせしないようにしたいので頑張らせていただきます!(笑)これからもこの小説をよろしくお願い致します!! (2021年3月24日 23時) (レス) id: 8511c6e638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hor | 作成日時:2021年2月17日 21時