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今日は花火大会当日
先輩に少しでも可愛いと思って貰いたくて
浴衣を新調し、お母さんに着付けてもらった
先輩と初めてのデート
それも3週間近く対面で話していない
人間の心臓ってこんなに速く動くの…？
物凄い速さで波打つ胸が、正直苦しい
でもこれは豆原先輩のことが好きっていう証拠
豆『…お待たせ』
淡い紺色の浴衣に前髪を上げた豆原先輩
浴衣で来るなんて…聞いてないよ
｢…全然！今来たとこです｣
｢…先輩、浴衣似合いすぎですかっこよすぎます…｣
豆『……//…Aちゃんも……似合ってる…』
今日の先輩、何だか調子狂う
いつもみたいに毒舌でいてよ
｢……ありがとうございます////｣
豆『…ん…行こっか』
･
花火大会とだけあって周りはカップルだらけ
もしかしたら私達もカップルに見えているのだろうか
豆『…お腹空いてる？Aちゃん』
｢…そうですね…少し空いてるかもです！｣
豆『…じゃあ、焼きそば食べる？』
｢はい！｣
･
空いてる段差の所に2人で座る
1パックでも結構な量が入っていたから
焼きそばは2人で1つ
屋台も相当忙しそうで、
お箸が1膳しか入っていなかった
｢私、お箸もう1膳貰ってきますね…！｣
そう言い立ち上がろうとすると
豆『…いいよ、はぐれちゃうといけないから…』
豆『Aちゃんが嫌じゃなければ一緒に使おう…』
私の手を掴み、2人で食べることを提案する先輩
先輩と…間接キス……
豆『…ねえ、声出てる』
｢……え？｣
豆『やっぱりお箸貰ってこようかな〜笑』
なんてニコニコしてる先輩
｢…いや…！なんでもないです…！｣
｢焼きそば美味しいですね〜！｣
豆『…あ、話そらした』
少しほっぺたを膨らます先輩
今までとは違う甘い雰囲気
……先輩、私のこと好きなの？
なんて自惚れちゃうよ
･
豆『…そろそろ花火だね』
｢ですね〜！私花火なんて久しぶりです！｣
豆『…そうなんだ…あ、そう言えばもう少し向こうに行くともっと綺麗に見える場所があるらしいよ』
豆『…そっち行こっか』
ほら、人多いし離れたらあれだからなんて言って
私の手を取る先輩
ナチュラルに手繋がれたけど、え…手繋いでる！？私
繋がれた右手はとても暖かくて
横を見れば大好きな人の横顔があって
心無しか彼は嬉しそうな顔をしていて
今日１日でどれほど好きが溢れていくんだろう
でも私は毎日先輩に好きと伝えてる
きっと先輩はもう慣れちゃってるよね
私からの好きなんて
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梓(プロフ) - mmさん» コメントありがとうございますm(_ _)m祥生に光成は親子感あっていいなぁとずっと思ってました！ えええ黒ちゃん推し！ それはもう運命すぎて、もう運命ですよね？(え) 素敵なお話だなんて、、嬉しい限りです泣 (2021年8月29日 11時) (
レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 初めまして(^^)光成がまさか檜山くんだとは思わなくてびっくりしました笑 黒ちゃん推しなのでちょっと運命感じてしまいました笑 いつも素敵なお話を上げてくださってありがとうございます！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 3348bbded4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2021年8月6日 0時
