好きです、豆原先輩 ページ39
豆原一成
豆原先輩
人生で1番好きになった人
新入生向けの部活紹介
圧巻のパフォーマンス
沢山いるダンス部の中でも一際目立っていた
豆『ダンス部部長の豆原一成です』
…まめはらいっせい…って言うんだ
豆『ぜひ、うちのダンス部に入って下さい！』
きらきら光る笑顔で新入生を勧誘する先輩
あの日から私は先輩への恋に全力疾走している
･
登校していると前に先輩を見つけた
｢…豆原先輩…！おはようございます！｣
豆『…？えっと…』
｢…あ！自己紹介してなかったですよね！｣
｢私、1年のAAです！｣
｢豆原先輩…好きになっちゃいました…！｣
豆『…は？えっとどっかで会ったことあったっけ？』
｢…？いや、ないです！昨日の部活紹介で私が一方的に豆原先輩を見ただけです…！｣
豆『……ちょっと…勢いすごいよなんか』
｢…あ！そうですよね…すいません…｣
豆『じゃ、俺行くね』
颯爽と行ってしまった豆原先輩
まって、これ、私の第一印象最悪じゃない？
好きですとか言うつもりなくて…
ただ挨拶しようと思っただけなのに何で…
絶対嫌われたじゃん私…
･
でも何か吹っ切れた
それから1ヶ月毎日私は先輩の元に
｢おはようございます！豆原先輩！｣
豆『…また君？』
｢またってなんですかまたって…！｣
豆『そんな俺に構わないでよ』
｢…迷惑でしたか…？｣
豆『…いや…周りがみんな見てるから…』
はっとして私は周りを見る
『1年生かな〜あれ』
なんて、あれ呼ばわりされてる私
｢…す…すいません…！｣
｢また来ます…！｣
豆『…え、話聞いてた？』
｢…あ……好きすぎてつい…｣
豆『もう…好きにして』
｢…え？今なんて…｣
豆『…なんでもない、じゃあね』
好きにしてってどういう意味？
これからも話しかけていいよって意味？
こちら側の都合のいいように解釈するのが私です
｢先輩〜！今日も明日も大好きです〜！｣
何度も好きというともう羞恥心などほぼ無いに等しい
一瞬ピクっと肩を震わせ、こちらを振り返る
なんだか顔を赤くして
ズンズン私の方に向かって歩いてくる
豆『…ねえ、うるさい…///』
そう言って私の唇に人差し指を押し付ける先輩
……え？
ちょっと待ってよ
豆『…黙れないの？ほんと…狂わさないでよ俺の事』
それだけ言ってまた私に背を向け歩き出す先輩
いやだいぶ毒づかれてるけどそんなの気にならない
私の…唇に…先輩の手が…
無理です好きです大好きです
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梓(プロフ) - mmさん» コメントありがとうございますm(_ _)m祥生に光成は親子感あっていいなぁとずっと思ってました！ えええ黒ちゃん推し！ それはもう運命すぎて、もう運命ですよね？(え) 素敵なお話だなんて、、嬉しい限りです泣 (2021年8月29日 11時) (
レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 初めまして(^^)光成がまさか檜山くんだとは思わなくてびっくりしました笑 黒ちゃん推しなのでちょっと運命感じてしまいました笑 いつも素敵なお話を上げてくださってありがとうございます！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 3348bbded4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2021年8月6日 0時
