私のことだって見てよ ページ34
白岩瑠姫
大学の入学式
私は人生で初めて一目惚れというものをした。
見た目はホストみたいで常に女の子に囲まれている彼
本来なら私のタイプとは真逆なはずなのに
何故か話したこともないのに惹かれてしまった
今まで付き合ってきた人は真面目で誠実で、
誰がどう見ても好青年！みたいな人だったから
正直彼に恋してしまった自分にはだいぶ驚いている
･
ただの一方的な一目惚れから進展があったのは
サークルの新歓終わりだった
私は実家暮らしなもんで、
大学からだいぶ離れたとこから通っている
近辺に住んでる子達と同じ時間に帰ろうもんなら
確実に終電を逃してしまう
そう思い少し早めに帰らせてもらった
1人で歩きながら
｢これが大学生活なんだ…｣なんて呟く
瑠『…楽しかった？笑』
｢…え？｣
気付けば隣に居た彼
瑠『俺もこっち方面なんだよね』
聞けば私たちの最寄りは隣同士だった
瑠『…Aさん、だよね？』
｢…うん、そうだよ｣
瑠『俺、白岩瑠姫…よろしくね…！』
そう言って握手を求めてくる彼
｢A…Aです、よろしく…！｣
私も自己紹介をして彼の手を握り返す
瑠『…ちょ…結構ギリかも…！』
瑠『走るよ…！』
そう言ってまた私の手を取り駅まで走り始めた彼
…何なの…私ばっかどきどきしてる
少女漫画から出てきたんか？この男は
何でこんなにサラッと胸がときめくようなことばっかりしてくるんだろう
それはきっと相手が私だからではなくて、
彼の性格上してしまう行為なんだろうな
それが分かったのは、最近のことだった
･
あれ以来サークル終わりとか帰るタイミングが重なると2人で最寄りまで帰るようになった
でも学科が違うからキャンパス内で会うことはほとんどない
それなのに瑠姫が私の学科のキャンパスにいる
瑠『…あ！A〜！』
探したよ〜なんてニコニコ笑顔で駆け寄ってくる瑠姫
｢…瑠姫どうしたの？ここいるの珍しいね｣
瑠『…見て、あの子…』
そう言って瑠姫が指さしたのは私と同じ学科の子
｢…？あの子がどうかしたの？｣
瑠『俺…あの子のこと好きになっちゃったんだよね』
え…？待って待って、瑠姫が？あの子を？
私は瑠姫の隣に居ても恥ずかしくないように努力して
服もメイクも頑張ってるのに
あの子は眼鏡におさげスタイル
メイクもほぼして無さそうだし…なんで？
言葉は悪いけど、瑠姫には似合わないくらい地味だ
瑠『だから、Aに協力してほしい…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 646人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梓(プロフ) - mmさん» コメントありがとうございますm(_ _)m祥生に光成は親子感あっていいなぁとずっと思ってました！ えええ黒ちゃん推し！ それはもう運命すぎて、もう運命ですよね？(え) 素敵なお話だなんて、、嬉しい限りです泣 (2021年8月29日 11時) (
レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 初めまして(^^)光成がまさか檜山くんだとは思わなくてびっくりしました笑 黒ちゃん推しなのでちょっと運命感じてしまいました笑 いつも素敵なお話を上げてくださってありがとうございます！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 3348bbded4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梓 | 作成日時：2021年8月6日 0時
