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「あー…」
机に伏せ、
ため息のようなものを混じえながら小さく呟いた。
「おい、どうしたんだよ、櫻井。」
若干の笑いを含ませながら様子を聞いてきたコイツは同じクラスの岡田。
中学からの腐れ縁だ。
「別に…何もないけど。」
「何もないわけ無いだろ〜？」
と言いながら岡田は前の席の椅子に座る。
「さては恋の悩みか〜？」
「はあ！？」
びっくりしすぎて思わず大きな声を出してしまった。
「んな訳無いだろ！」
すぐに否定したけど、
動揺して大声出した時点で肯定と受け取られて
「そうかー、遂に櫻井にも春が来たか〜」
とニヤニヤされた。
「で、相手は？」
コイツ、人の恋を楽しんでやがる…
「だから、そんなんじゃないって。」
「でも、気になる相手はいるんだろ？」
なんで分かるんだよ、コイツ。
「いたら何だって話だ」
「は？んなもん、からかうに決まってるだろ！」
そんな自信満々に言うことじゃないだろ。
「あのな、真剣な奴に失礼だろ。」
「ごめん。冗談だって。」
その答えに俺は本当にため息をついて言った。
「教育実習生の大野先生。」
「やっぱな。」
「気付いてたのかよ」
「まあ、なんとなく」
「ったく…」
「櫻井のタイプだろうな〜って思ってたから。」
「相手男だろ。」
「俺はそんなの偏見もたないけど？」
「ていうかまだ、
好きな人ってことじゃないからな。」
「まあ、頑張れよ。応援するから。」
コイツ、人の話聞いてないし。
「ていうか、多分大丈夫だろ。」
何がだよ。
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優子 - 読みました。続きが気になります。更新するのゆっくり待ってます。 (2016年3月7日 17時) (
レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これからどうなるか気になります。 (2016年2月7日 19時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔君のお話の続きが気になります。 (2016年1月13日 7時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
翔月(プロフ) - ありがとうございます！また読んでいただけたら嬉しいです！ (2016年1月2日 17時) (レス) id: 3900fbb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。雅紀君可愛いですね♪ (2016年1月2日 17時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔月 | 作成日時：2015年9月13日 21時
