・ ページ23
翔side
久しぶりに味わった本格的な痛さ。
学生の頃に暴力を振るわれていたことなんてとうの昔なのに、すごいフラッシュバックした。それも鮮明に…。
「…うっ…いぃっ!!」
聞きたくもない自分の叫び声と、グロテスクな殴る音は…とても気分の悪いもので、当時とそっくりだった。
でも、これは当時を思い出して頭に浮かんでいる光景ではない。今実際に起こっていることで…痛みはもちろんリアルで…。
でも、絶対に智くんが助けに来るってもう分かっていたから。そこは本当に心強くて。
「翔ちゃん!!」
殴っていた奴らが智くんにもキツイ言葉を投げ始め、智くんや和くん潤くん雅紀までもが、怪我を負ったらどうしようかと…そこは怖かったけれど。
とても怖かったけど、大丈夫ってちゃんと言えた気がする。
…
「翔ちゃん…」
「智くん…雅紀…」
智くんに大丈夫と言ったあと、すぐ気を失った俺は、覚めればもちろん病院のベッドの上だった。窓の外はもうとても暗いから、和くん達は帰ったんだろう。
「翔ちゃん…あれ…中学の」
「うんそう…何年越しだろうね。たまたま会って、捕まってびっくりした」
当時を知ってるし見ている相葉くんは、とても怖かったと思う。
光景があまりにもそっくりで…。
1004人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆり(プロフ) - 今までありがとうございました。楽しませてもらってました。 (2021年11月16日 20時) (レス) @page28 id: 2d52b978c2 (このIDを非表示/違反報告)
トマトっち(プロフ) - ごめんなさい!リクです!翔くん夢で過去(親)がフラッシュバック→家族には秘密→ある和の一言でパニック→智くんはいない→過呼吸→あとは作者様にお任せします。 もし良かったら作って頂けますか? (2018年7月30日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - はい。すみません。それでよろしくお願いします。 (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - (追加の修正)ノロにかかりますます弱り果てていく翔くんの姿をみて何かしたいのに何も出来ない和と潤がまた一時的に弱り果てている翔くんに不意打ちをかけるような反抗するが次第に智くんと和・潤がそれぞれできることを見つけて翔くんを支えていくみたいな感じ。 (2018年5月26日 16時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - (追加)自分の性で移ってしまい今度は翔くんがお礼に和や潤の看病するものストレスや責任感でまた体調崩しはじめるけど2人にバレないようにするが智くんは気づきつつあるのに見守ってるみたいなかんじがいいです。 (2018年5月26日 14時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:櫻弓 想 | 作成日時:2018年5月17日 18時