・ ページ18
翔side
結局…あんまり食べれなくて。
智くん達は、まだ熱もあるし仕方ないよって言ってくれたけど…。
「ごめん…」
「ううん！いーの本当に。無理したら気持ち悪くなっちゃうから」
「うん…」
完全に落ち込んだ俺を明るくフォローしてくれる３人。本当…申し訳ないことしかしてないや…。
明日も…明後日も、そのまた次も、また栄養剤に頼らないといけないのだろうか…
「何かあったら呼んでね」
「うん」
お風呂入るだけでも心配されちゃうんだから…本当ダメだよなぁ…。
心配かけてもせめて迷惑はできるだけかけないように…そう思うけれど、体は言うことを聞いてくれない。
「………っ」
大丈夫と思っていたのに、脱衣所を出ようとした時、急な酷いめまい。
立ってられないし、頭がグラグラしてる感覚にもなったのに伴って吐き気も襲ってきた。
助けを呼びたいけど、大きな声も出ない。
吐いちゃう…っ。
「…う…っ」
胃からせり上がってくる感覚に、反射的に立ち上がって洗面台に向かおうとしたけど、めまいがしてしゃがむ体制に一瞬で逆戻り…。
もちろん間に合わず、口を抑えていた手は汚れ、指の隙間から少し漏れていた。
「翔ちゃん…？！」
「さ…っと…」
大好きな声が聞こえて、やっと来てくれたと大きく安堵した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1004人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆり(プロフ) - 今までありがとうございました。楽しませてもらってました。 (2021年11月16日 20時) (
レス) @page28 id: 2d52b978c2 (このIDを非表示/違反報告)
トマトっち(プロフ) - ごめんなさい！リクです！翔くん夢で過去(親)がフラッシュバック→家族には秘密→ある和の一言でパニック→智くんはいない→過呼吸→あとは作者様にお任せします。 もし良かったら作って頂けますか？ (2018年7月30日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - はい。すみません。それでよろしくお願いします。 (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - （追加の修正）ノロにかかりますます弱り果てていく翔くんの姿をみて何かしたいのに何も出来ない和と潤がまた一時的に弱り果てている翔くんに不意打ちをかけるような反抗するが次第に智くんと和・潤がそれぞれできることを見つけて翔くんを支えていくみたいな感じ。 (2018年5月26日 16時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - （追加）自分の性で移ってしまい今度は翔くんがお礼に和や潤の看病するものストレスや責任感でまた体調崩しはじめるけど2人にバレないようにするが智くんは気づきつつあるのに見守ってるみたいなかんじがいいです。 (2018年5月26日 14時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2018年5月17日 18時
